海外日本人が名門へ? インテル16億円移籍浮上…EL王者も熱視線「多才で攻守に貢献できる」
AZアルクマール菅原にセリエAの2クラブが熱視線と現地報道
日本代表DF菅原由勢に対し、イタリア・セリエAの王者インテルとUEFAヨーロッパリーグ(EL)を制したアタランタが獲得候補として熱視線を注いでいるという。イタリアのニュースサイト「Blasting News Italia」がレポートしている。
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オランダ1部AZアルクマールでプレーする23歳の菅原についてレポートでは、インテルから今夏に移籍する見込みのオランダ代表DFデンゼル・ダンフリースの後継者候補として名前が挙がっているとされる。そこでは「2025年に契約が切れる菅原は、その才能だけでなく、約1000万ユーロ(約16億8000万円)という手頃な移籍金も興味深い」とされた。
インテルは先日、中国の蘇寧グループから米オークツリー・キャピタルに経営権が完全に移り、ジュゼッペ・マロッタ氏が会長に就任。強化責任者にはピエロ・アウシリオ氏が就いているが、クラブの方針として「成長の可能性のある若い選手に投資すること」があり、「菅原はこの戦略に完璧に合致し、右サイドの即戦力であると同時に将来への投資でもある。比較的安い移籍金で獲得できるこの日本人選手は、特にダンフリースが退団するようなことがあればインテルが獲得に乗り出す」とされた。
そこに菅原は合致する存在とされ、さらに「スピードと攻撃的な能力で知られるこの日本人選手は、サイドバックに守備と攻撃の両面での活躍を求めるシモーネ・インザーギ監督のプレーシステムにフィットするだろう。菅原がアシストの力を見せて得点のチャンスを作り出すことで、チームに攻撃的な一面を加えることができる」とも評された。
一方で、「アタランタもこの日本人選手に狙いを定め、同じAZからトゥーン・コープマイネルスを獲得した成功を再現しようとしている。菅原は多才で攻守に貢献できる選手として知られている」と、同じAZからイタリアに渡ったオランダ代表の成功例を念頭に興味を示しているという。
ダンフリースの去就次第の側面は強そうだが、イタリア王者やEL王者がそのポジションの後継者として菅原をリストアップしているのは確かなようだ。イタリアでプレーする日本代表サイドバックとなるとDF長友佑都に続くことになるが、菅原はイタリアで青と黒のユニフォームを身に着けることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)