長友佑都「まだ強く生きているぞというのを見せたい」 “代表復帰戦”に意欲、WB起用の可能性も
長友がシリア戦に向けて取材対応
森保一監督率いる日本代表は6月10日、ピースウイング広島で行われる北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でシリア戦に向けて冒頭15分を公開した公式練習を行った。6日のミャンマー戦ではベンチ外だったDF長友佑都は、シリア戦に向けて「長友はまだ強く生きているぞというのを見せたい」と宣言した。
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高湿度で大雨が降った敵地のミャンマーではベンチ外となり、スタンドから見守った長友。3月に日本代表へカタールW杯以来の復帰を果たしたものの、ホームの北朝鮮戦では出番なし。平壌で開催予定だったアウェーでは百戦錬磨の経験を生かし、出場機会があるかと思われたが、急遽の中止となってしまった。まだ日本代表へ復帰してからピッチには立っておらず、シリア戦に向けては力強く、存在感を示すと話した。
「長友はまだ生きているんだなと(笑)。代表では長らく皆さんにプレーをお見せできていないので、Jリーグを見ている人はもちろん、見てくれていますけど、代表戦しか来ない人たちもたくさんいるので。長友はまだ強く生きているぞと言うのを見せたいなと思います」
ゴールについても「イメージはしていますよ」と笑い「昔の縦だけの、将棋の香車のようなプレーだけではないぞと言うところも、長友は現在サッカーに則って、結構アップデートもできているので。そういう部分も見せて行けたらなと思います」と攻撃に絡む役割も果たす。
出場となれば左右のウイングバックで起用されると見られる。今回は攻撃的な3バックに挑戦していることもあり、MF中村敬斗やMF堂安律らウイングが本職の選手が担うこともある。そのなかで、サイドバックの長友はどのようなプレーを見せるのか。
「僕には僕の、彼らにはない良さがあると思う。そこは、あまり調子に乗りすぎて、ウイングみたいな、三笘(薫)みたいなプレーをしようとしても、多分、最悪な事態になると思うので(笑)。そこはしっかりと、自分は冷静に。僕はイケイケですけど、意外にその辺は冷静に分析できるところなので。サイドバックの長友をしっかりと見せたいなと思います」
すでに練習では元気な声を響かせ、チームを牽引している。37歳のベテランの“代表復帰戦”に期待が懸かる。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)