U-19日本代表が世界大会で躍動 高卒ルーキー2得点…“原石”揃いに海外脱帽「終始支配した」
高卒ルーキーFW神田奏真が2ゴールでMOM獲得
フランスで行われている第50回モーリスレベロトーナメントに参加しているU-19日本代表は、6月8日にU-20インドネシア代表と対戦。高卒Jリーガーの2ゴールを含む4発で4-1の快勝を収めた。対戦国メディアも日本の強さに脱帽している。
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4日の初戦でU-21イタリア代表相手に3-4の点の取り合いを演じた日本。19歳以下の選手構成となっているが、イタリア戦では大学2年生FW塩貝健人がハットトリックの活躍で話題を呼んだ。敗戦したゲームではあったものの、塩貝は大会公式のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出されている。
8日に行われたインドネシアとの一戦は、ガラッとメンバーを変えて挑んだ日本。DF塩川桜道、MF石井久継の2人以外、先発を9人を入れ替えたなか前半7分、コーナーキックにうしろから飛び込んだFW神田奏真(川崎フロンターレ)のヘディング弾で先制する。
後半2分にはDF本間ジャスティン(ヴィッセル神戸)の鋭いクロスに神田が合わせこの日2点目をゲット。同21分にはMF佐藤龍之介(FC東京)がミドル弾で追加点を挙げた。同25分にPKから1点を返されたものの、同アディショナルタイム4分にはFW道脇豊(ロアッソ熊本)がダメ押しの1点を決めて、4-1の快勝を飾っている。MOMには2ゴールを決めた高卒Jリーガー神田が選出された。
インドネシアの現地メディア「VOI.ID」は「日本が試合を終始支配した」と4ゴールを奪った対戦国の強さを報道。「23発のシュートのうち、10本は枠内だった」と、圧をかけた日本の攻撃面に言及した。一方で「インドネシアは3本しかシュートを打てず、程遠いものだった」と嘆いている。
後半にPKから得点を奪った点については「遅れを縮めるべく1点を返すことに成功した」としつつも「ただこのゴールは、その後のインドネシア復活の弾みにはならなかった」と、終盤に失点した厳しい試合を振り返っていた。
この日活躍した若きサムライブルーは、24年より川崎加入の高卒ルーキー神田、23年に神戸トップチームに昇格した本間ジャスティン、23年8月に久保建英以来となる16歳でのプロ入りを果たした佐藤、そしてJ2熊本でクラブ史上初の飛び級でプロ契約を締結した道脇などタレントが揃っていた。
多くの原石を抱えたU-19日本代表は10日、U-23ウクライナ代表と3戦目を迎える。