「10年、12年こういうのが続く」 久保建英、“35歳まで”の日本代表&クラブ両立の難しさ吐露
久保がシリア戦に向けて取材対応
森保一監督率いる日本代表は6月10日、ピースウイング広島で行われる北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でシリア戦に向けて冒頭15分を公開した公式練習を行った。6日のミャンマー戦ではベンチ外だったMF久保建英は、万全を強調。今季は負傷に苦しみながらも日本代表と両立してきたなかで、“難しさ”を吐露した。
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「やっぱり去年掴み切れなかったじゃないですけど、もう1歩先に行きたかったなというのがある中で、コンスタントに僕の本来出せるプレーを出せない時期というか、一番は怪我のところで苦しんだ。そこと向き合いながら、コンスタントにパフォーマンスを出せれば、自ずと僕が思っているような自分にはもうなれていると思う。
一番はその自分のパフォーマンスを出せない回数を減らしたいな、と。波がある選手になりたくないので、できるだけ準備をして、まずは怪我をしっかり治すじゃないですけど、再発しないように気を付けるというところと、出たら積極的に、あんまりもうサッカーやっているうえで悩みごとが今はあんまないというか、出たらやれると思うので、そこのコンディションだけ気を付けて、23歳は頑張りたいと思います」
所属のスペイン1部レアル・ソシエダではリーグ30試合7ゴール4アシストと結果を残したものの、シーズン当初から長期移動も繰り返し、スペインリーグの激しさとタフな時期を強いられてきた。日本代表選手にとっては“付き物”とは言えど、今後を含めて久保自身にも心境の変化があったようだ。
「代表でやっていこうと思ったらあと10年、12年というのは、こういうのが続くなと僕は個人的には思っている厳しいっちゃ厳しいですけど、多分、やりながら変わっていくところもあると思いますし、選手個人としてはたくさん試合できる喜びというのを感じつつ、やっぱりコンディションのところで何かほかのところもトライしていこうかなと。オフの部分で何か変わることがあれば一番かなと思います」
コンディションを維持し続けることが久保にとって最大の目標。今後、「10年、12年」と表現をした日本代表生活のなかで、35歳になった久保建英が“鉄人”でいることを願っている。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)