町田の助っ人FWと衝突も「まったく強く押していない」 C大阪の韓国人GKが苦言
前半31分にエリキといざこざの場面があった
セレッソ大阪は6月9日、ルヴァンカップのプレーオフラウンド第2戦でFC町田ゼルビアと2-2でドロー。第1戦を1-3で落としていたC大阪は、ここで敗退することとなった。GKキム・ジンヒョンは、相手FWと衝突した場面に言及している。
初戦の1-3を挽回しようとしたC大阪だが、前半の2失点が重くのしかかった。小菊昭雄監督は「今日は1-3で第1レグに負けて、少なくとも2点差で勝たないといけない試合でした。そのなかで早い時間帯にリスタートでやられた」と反省を述べる。
それでも「こういうゲームは少し気持ちがバラバラになり、折れてしまう。そのなかでも選手たちは最後まで誰一人、あきらめずに、追い付いて、たくさんチャンスを作った」2点を返したチームを評価した。
この試合の前半31分、オフサイドの笛が鳴った後もプレーを続行した町田FWエリキを、GKキム・ジンヒョンが突き飛ばす場面もあった。カードが出るのではないかという場面だったが、キム・ジンヒョンはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)があっても判定は変わらなかったと考えているようだ。
「あれは笛が鳴ってからしばらくしてもプレーを止めなかったから。(突き飛ばしたのは)まったく強く押していない。あれだけ上手に倒れることができるなら、ハリウッドにでも行って映画俳優になるとか、違う仕事をした方がいい。主審から注意は受けたけれど、目の前で見ていた線審もファウルという判定をしなかった」
この場面について、キム・ジンヒョンは審判団の判定が正しかったと主張している。一触即発となってもおかしくない場面だったが、最終的には上村篤史主審が上手く両者と対話し、事を丸く収めていたようだ。
(河合 拓 / Taku Kawai)
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