J3で頭部衝突→ドロップ再開 監督&コーチへ異議警告の事態に反響「揉めてる」「問題はない」
伊藤監督、金沢スタッフにそれぞれ異議でイエローカード
ツエーゲン金沢は6月9日、J3リーグ第16節で首位の大宮アルディージャをホームに迎えた。前半の失点が響き0-1で敗戦となったなか、選手同士の頭部衝突から起こった騒動が反響を呼んでいる。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
連勝中の大宮をホームに迎えた一戦。波状攻撃を仕掛けた大宮が、前半8分にMFアルトゥール・シルバのゴールで先制する。その後ボールを支配し反撃を仕掛けた金沢だったが1点が遠く、0-1のまま試合は敗れた。
首位・大宮に力負けする形となったなか、前半21分に起こったアクシデントから荒れ模様となるシーンも。金沢が獲得した左コーナーキックの場面、蹴り込んだ際のこぼれ球に金沢MF西谷優希と大宮MF石川俊輝が反応し、お互いの頭部で接触。両者倒れ込む事態となり、すぐに救急チームがピッチ内へ入り試合が一時止まる。
両者しばらく立ち上がることができなかったが、2人は一旦自力でピッチ外へ。前半26分過ぎ、ファウルの判定はなくペナルティーエリア外で金沢側のドロップボールでプレーが再開された。この再開方法や位置に関し金沢の伊藤彰監督らスタッフが抗議する事態が起こっている。
再開後に西谷と石川は無事ピッチに復帰し、プレーを続けていた。そんななか前半28分、ベンチ脇で不満を示し続けていた伊藤監督が、松本大主審より異議でイエローカードを提示される。金沢スタッフ陣も合わせて一時もつれる事態となった。試合後には、審判団に抗議した金沢の久藤清一コーチにも異議で警告が出されている。
西谷と石川の衝突場所は大宮のペナルティーエリア内。ただ松本主審がプレーを止めた時点は、エリア外で金沢DF小島雅也が高くボールを蹴り上げたのちのタイミングだった。再開位置は小島がボールを蹴ったあたりとなっている。
競技規則上、ドロップボールのプレー再開の記述は以下のとおり。
「ボールがペナルティーエリア内にあった。または、ボールが最後に触れられたのがペナルティーエリア内であった場合、ボールは、ペナルティーエリア内で守備側チームのゴールキーパーにドロップされる。その他のすべてのケースにおいて、主審は、ボールが最後に競技者、外的要因または審判員に触れた位置で、最後にボールに触れたチームの競技者の1人にボールをドロップする。他のすべての競技者は、ボールがインプレーになるまで少なくとも4メートル(4.5ヤード)ボールから離れていなければならない」
この事態を通し、SNS上のファンからは「揉めてるなぁ」「あの接触でノーファウルはなあ」「PKで再開以外ないと思った」「運用上問題はないはず」「そもそもファウルじゃねぇのか?って怒ってんだろうなぁ」といったさまざまな声が上がり話題となっていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)