町田がルヴァン杯・プライムラウンド進出 C大阪との2戦を制す、昌子源の移籍後初ゴールも

町田がプライムラウンドに進出【写真:徳原隆元】
町田がプライムラウンドに進出【写真:徳原隆元】

第1戦は3-1で町田が勝利していた

 ルヴァンカップは6月9日にプレーオフラウンド第2戦を各地で行い、町田GIONスタジアムではFC町田ゼルビアとセレッソ大阪が対戦。アウェーでの第1戦を3-1で勝利していた町田は、2点のリードを追い付かれる展開となったが第2戦を2-2で引き分け、通算5-3で準々決勝進出を決めている。

 ホームの町田は、第1戦ではベンチスタートだったDF昌子源が先発出場。MF仙頭啓矢、MF林幸多郎も先発に名を連ねている。対するC大阪は大幅に選手を入れ替え、GKキム・ジンヒョン、DF田中駿汰、DF鳥海晃司、MF奥埜博亮、MFヴィトール・ブエノ、FWレオ・セアラ、FWカピシャーバ、FWルーカス・フェルナンデスの8選手が先発入りした。

 開始早々の4分、町田は右コーナーキック(CK)を得るとMFナ・サンホがゴールを決め、第1戦からのリードを3点に広げた。対するC大阪も前半9分にヴィトール・ブエノがゴールを狙ったが、GK福井光輝に防がれた。同21分にも町田は右CKから、MF望月ヘンリー海輝がヘッドで流したボールを昌子が押し込み、町田がリードを2点に広げた。

 C大阪も前半26分に加入後初ゴールを決めたばかりの昌子のオウンゴールで1点を返す。同31分には、オフサイドとなったエリキがプレーを続行したことに怒ったキム・ジンヒョンがエリキを突き飛ばしたが、上村篤史主審は両選手と話し合い、カードを出すことなく事態を収めている。

 前半36分にもC大阪はエリア内でブエノからの浮き球のボールを受けたMF上門知樹が、GKの股下を抜くゴールを決めて2-2の同点に追い付いた。このまま前半は2-2で終了している。

 後半に入るとC大阪がボールポゼッションを高めていく。なかなかシュートを打てなかったなか、後半8分にはブエノがミドルシュートを枠に飛ばしたが、GK福井に防がれた。同15分にもセットプレーから上門がミドルシュートを放つが、これもGK福井に止められる。

 両チームが選手交代を行うなか、C大阪は後半20分に上門とブエノを下げて、MF清武弘嗣とFW北野颯太を送り出す。同22分には自陣の清武からレオ・セアラへ裏を狙ったボールが出るが、レオ・セアラがボールをコントロールしきれずにチャンスを広げられなかった。攻勢の続くC大阪は同27分にもカピシャーバがエリア内から狙いすましたシュートを放つが、ここでもGK福井が立ちはだかる。

 このまま耐えたい町田は、後半29分に選手交代を行い、MFバスケス・バイロンを下げ、DF池田樹雷人を入れて昌子を中央に据える5バックに布陣を変更する。これが奏功した形の町田は、第2戦を2-2で逃げ切り、通算スコアを5-3として初参戦のルヴァンカップでベスト8進出を決めている。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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