なでしこGK山下杏也加が海外移籍を決断 INAC神戸退団が発表「レベルアップしたい」
クラブが公式発表
日本女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」のINAC神戸レオネッサは6月7日、なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)GK山下杏也加が海外移籍への準備のため2023-24シーズンをもって退団することを発表した。
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現在28歳の山下は、アンダー世代より代表としても活躍。2019年のフランスワールドカップ(W杯)、23年に開催されたオーストラリア&ニュージーランド共催の同大会にも出場し、ゴールマウスを守った守護神だ。
クラブでは2014年から20年まで日テレ・東京ヴェルディベレーザの一員としてプレー。21年よりINAC神戸へと完全移籍した。2023-24シーズンはWEリーグ18試合、カップ戦1試合に出場している。
なでしこジャパンはパリ五輪へ向けた活動を始めるなか、神戸でのシーズンを終えた山下は海外移籍を決意。「さらにレベルアップしていきたい」と意気込みを語っている。
山下のコメントは以下のとおり。
「このたび、海外に挑戦することを決めました。2019年フランスワールドカップを経験し、海外に今すぐにでも行ってサッカーしたいと言う欲が出てきました。しかし、その欲も言葉の壁や世界的にみてGKとしては背の低い自分が通用できるのかと自問自答しながら、その気持ちは年々と薄れていきました。
いつの間にか28歳になり、友人の引退やセカンドキャリア、「最後の〇〇」を耳にする事が増え、年齢というただの数字と最後を最後にしないように踏ん張りたいと思うようになりました。今でも自分が予想してた未来とかけ離れているので信じられていないです。
今シーズンに感じた、ここからシュートをしないだろう、この角度からクロスはあげないだろう…という体に染みついた悪い慣れをなくし、海外挑戦でさらにレベルアップしていきたいと思います。
最後になりますが、INAC神戸で初めての移籍をして、いろいろな人たちと触れ合えた3シーズンはこれからの人生に生かしていきたいと思います。熱い応援をしていただきありがとうございました」
(FOOTBALL ZONE編集部)