「上を目指したい」岡崎が夢のプレミア移籍へ ウェスト・ハム、WBAが興味

アジアカップ連覇を追い風にステップアップか

 日本代表FW岡崎慎司(マインツ)は2日、プレミアリーグなどへの移籍でステップアップすることを2015年の目標に掲げた。
 この日の午後、アジアカップの舞台となるオーストラリアへの出発直前。岡崎の視線は更なる上を見つめていた。
 今季ブンデスリーガ前半戦で8得点を決め、得点ランク4位で折り返した。その岡崎は、自分自身に対する変化を求めた。
「アジアカップを優勝していいスタートを切れればいい。明確な目標はまだないけど、上には行きたい。個人的にはいい形で昨季リーグ15得点取って、今年は8得点取っている。シンプルに考えるようになった。チームが勝つためにも、自分がのし上がるのにもゴールが必要。より多く得点することが自分の道。いかにしてゴールを取るのか。それはチーム状況もある。チームが勝ったり負けたりの中で、何かしらのプレー、変化を求めたい。現状維持は好きではない。もっといろいろなことを模索していきたい」
 自ら目指す「上」という言葉には、戦うステージという意味合いが存在するという。
「上というのはいろいろなことがある。チームが変わること。リーグが変わることもそう。マインツでやっていたら、チームがうまくいかない時に何か自分が1人で変える。それをいかにつかめるか。今のままでは同じことの繰り返し。ボールが来なければ、同じような繰り返し。好きなところにボールを呼び込む能力。それがFWの意地。ここに出せという意思を出すのか。中盤に引いて周りを生かしながらゴールを目指す。いろいろな手段がある。いろいろなことを試してやっていきたい。プレーヤーとして上を目指したい」
 常々プレミアリーグへの挑戦を目標に掲げてきた岡崎には、昨季から続くブンデスリーガでの活躍で、ステップアップのチャンスがそこまで来ている。
 欧州メディアは、ウェストハム、ウェストブロムウィッチなどが岡崎獲得に乗り出していると報じている。アジアカップに優勝したその先には、岡崎悲願のプレミア移籍の追い風が吹くかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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