「決定力の差が出た」「露わになった問題」 韓国紙がACL初戦で鹿島に完敗の蔚山現代を批判

蔚山現代はアウェー鹿島戦で0-2敗戦 鹿島の韓国人GKの活躍を称賛

 蔚山現代(韓国)がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ初戦でアウェー鹿島アントラーズ戦に0-2で敗れたが、韓国メディアは鹿島に完敗した蔚山現代への厳しい評価を伝えている。

 韓国の経済紙『毎日経済』は「昨季、Kリーグクラシック4位の蔚山現代が3年ぶりに戻って来たACLの初戦で敗れた。アウェーながらも蔚山はシュート数を16対16とし、鹿島と対等な試合を展開していた。ペナルティーエリア内からのシュート数も10対10と同じだった」と分析し、「決定力に差が出た」と伝えている。

 韓国の経済紙『アジア経済』も「“決定力不足”の蔚山、鹿島に0-2で敗北」との見出しで「ACLプレーオフ予選で、露わになった決定力不足の問題はまだ解決されていない」と厳しく批判している。

 また、サッカー専門サイト『インターフットボール』は「蔚山、クォン・スンテの奮闘、鹿島に0-2で敗れる」との見出しをつけ、安定したパフォーマンスで無失点に抑えた自国GKの活躍を称賛した。

 全北現代が出場権をはく奪されたことで、ACL出場のチャンスを得た蔚山だったが、初戦をものにできなかった。1998年からヴィッセル神戸で2シーズンプレーした蔚山現代のキム・ドフン監督も悔しさを滲ませ、「ホームでは勝つ自信がある」と鹿島との再戦(4月26日)に雪辱を期した。

【了】

金 明昱●文 text by Myung-wook Kim

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング