遠藤航、パリ五輪OA肯定的「選ばれたら貢献したい」 リバプール新監督の意向を確認&協会と話し合いへ
遠藤が練習後、取材に対応
森保一監督率いる日本代表は6月5日、敵地となるミャンマー・ヤンゴンで北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選・同国代表戦(6日)に向けて公式会見と公式練習に臨んだ。日本代表の主将MF遠藤航(リバプール)が取材に応じ、今夏のパリ五輪代表における24歳以上のオーバーエイジ(OA)候補メンバー入りを明言したうえで、クラブの新監督を務めるアルネ・スロット監督の意向を確認すると話した。
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大岩剛監督率いるU-23日本代表は、五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップで2度目の大会制覇を果たし、8大会連続となる五輪出場が決定。一方で24歳以上のオーバーエイジ(OA)枠候補となる3名の選定に難航していることが山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)より明かされていた。
そのなかで、リオ五輪代表では主将として、東京五輪へはOAとして2大会連続で出場している遠藤にも白羽の矢が立っており、遠藤自身も「ラージグループに入っているということは僕も認知している」と言及した。
五輪代表はメンバー招集への拘束力はなく、欧州主要リーグで活躍するA代表の主力選手の選出は困難。実際にパリ五輪世代のMF久保建英やMF鈴木唯人は本大会メンバー入りが危機的な状況に陥っている。遠藤が所属するリバプールは今季限りでユルゲン・クロップ監督が退任したため、来季から新監督のスロット氏が就任する。来月下旬に開幕するパリ五輪期間は貴重なプレシーズン中でもあるが、すべてを踏まえたうえで遠藤が自身の考えを明かした。
「(五輪への)思いがめちゃくちゃ強いかと言われると、五輪はすごく特殊で難しいとは思う。でも個人的には代表でプレーすることは常に光栄だと思っているし、それがオリンピック世代だろうがA代表であろうが気持ちは変わらない。スタンスとしてはやっぱり選ばれたら代表に貢献したいという思いでいるし、そこは僕が最終的に決めることではない。でも、そのスタンスだけは伝えているという感じ。あとは(大岩)監督ともちろんリバプールの新しい監督も何て言うかというところはあると思いますけど、そこはクラブと協会が話していく中で最終的に決定するんじゃないかなと思う。(スロット監督が)行ってもいいというスタンスプラス、大岩監督が僕のことを必要となれば行く確率が上がるかな」
今後はクラブと協会が最終的な交渉へと入っていく。その動向には大きな注目が集まりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)