クリスタル・パレス加入に迫る鎌田の「役割と期待」は? 英注目「間違いなく貴重な存在」
鎌田はクリスタル・パレス加入に残るはメディカルチェックのみと報道
イタリア1部ラツィオの退団が決定的となっている日本代表MF鎌田大地は、今夏の移籍市場でイングランド1部クリスタル・パレスへの加入の可能性が高まっている。英メディアは「鎌田の役割と期待」とテーマを掲げ、「鎌田の多才さと得点力は、プレミアでの順位アップを目指すパレスにとって間違いなく貴重な存在になる」と太鼓判を押している。
昨夏にラツィオに移籍した鎌田だが、シーズン中盤まで少ない出場機会を余儀なくされていたものの、イゴール・トゥドール監督の就任により、終盤戦はチームの中心選手として活躍。しかし、クラブとの契約延長交渉は破談し、1年での退団が確実となった。そして、クリスタル・パレスへの移籍が決定的となっており、あとはメディカルチェックを残しているのみであると報じられている。
英メディア「EPL INDEX」は「夏の移籍市場が熱を帯びるなか、クリスタル・パレスは日本のベテランMFである鎌田を獲得し、戦力強化の体制を整えている。来季に向け、選手層を厚くするパレスの戦略の重要な礎になる」と取り上げ、「鎌田の役割と期待」とテーマを掲げて、鎌田加入によるチームの変化に注目している。
「鎌田の加入により、攻撃的MFにおいて興味深いポジション争いが発生し、チーム内で才能を開花させている(イングランド代表MF)エベレチ・エゼとの競争が激化するだろう。鎌田の多才さと得点力は、プレミアでの順位アップを目指すパレスにとって間違いなく貴重な存在になる」
フランクフルト時代の師弟関係を築いたオリバー・グラスナー監督が現在クリスタル・パレスを率いているなか、昨季のラスト7試合は6勝1分と無敗で終えており、リバプール、ニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッド、アストン・ビラといった難敵を撃破してシーズンを締め括っている。鎌田の加入により、クリスタル・パレスは来季の台風の目となる可能性が十分にありそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)