女子サッカー選手が“オバトレ症”告白 千葉L退団を発表「見捨てないでくれてありがとう」
クラブが公式発表
女子プロサッカー「WEリーグ」のジェフユナイテッド千葉レディース(千葉L)は6月4日、MF曽根七海が2023-24シーズンをもって退団することを発表した。その背景には、「オーバートレーニング症候群」があったと本人は語る。
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千葉Lユース出身、現在24歳の曽根は、2018年シーズン(当時チームはなでしこリーグ所属)よりトップチームへ昇格。2021-22シーズンから開幕したWEリーグでも19試合に出場していた。
22-23シーズンの出場はなく、迎えた今シーズン(23-24シーズン)のリーグ第13節よりメンバー入り。4月18日の第15節セレッソ大阪レディース戦(0-2)で復帰を果たした。今季は計2試合に出場していたが、今回の発表で退団が知らされることとなっている。
曽根は「今シーズン限りで、ジェフを退団することになりました。サポーターの皆さまの前で挨拶できず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。個人的な話になりますが、オーバートレーニング症候群で多くの症状が出て、チームの活動に参加できない日が続きました。何の説明もなしに突然いなくなったこと、申し訳なく思います。それでもずっと活動できていなかった私に、たくさんの励ましと応援の声をかけてくれたことが私の原動力のひとつとなりました。もう叶わないと思っていたことが実現できたのは、温かかったサポーターの皆さまのおかげです。本当にありがとうございます」と、クラブを通して感謝を伝えている。
本人のコメント全文は以下のとおり。
「今シーズン限りで、ジェフを退団することになりました。サポーターの皆さまの前で挨拶できず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。個人的な話になりますが、オーバートレーニング症候群で多くの症状が出て、チームの活動に参加できない日が続きました。何の説明もなしに突然いなくなったこと、申し訳なく思います。それでもずっと活動できていなかった私に、たくさんの励ましと応援の声をかけてくれたことが私の原動力のひとつとなりました。もう叶わないと思っていたことが実現できたのは、温かかったサポーターの皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。
クラブスタッフ、チームメイトのみんな、何も出来なくなった私を見捨てないでくれてありがとうございます。いつだって私の気持ちを尊重してくれてありがとうございます。サッカーを嫌いになった私と一緒にボールを蹴ってくれてありがとうございます。サッカーが出来ることもだけど、みんなと共に何かをするということが、私にとってとても幸せでした。ジェフ千葉レディースの歴史と未来を考えると本当に些細な出来事ですが、私にとっては言い表せないほど大切な時間でした。私の宝物のような時間を共に過ごしてくれてありがとうございます。中学生から私を育ててくれたジェフが大好きです。これからも、ジェフ千葉レディースをよろしくお願いします」
(FOOTBALL ZONE編集部)