鎌田大地「ラツィオを100%離れる」 英クリスタル・パレス入り噂の去就に初言及
練習後の取材に対応
森保一監督率いる日本代表は6月3日、敵地で行われる北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選ミャンマー戦(6日)に向けて合宿をスタートさせた。昨年11月以来、6か月ぶりの復帰となったMF鎌田大地が注目されている今夏の去就について初めて言及した。
鎌田は昨夏、ドイツ1部フランクフルトから1年契約でラツィオに加入。イゴール・トゥドール現監督が就任した3月以降、主力として活躍し契約延長で合意寸前と伝えられていたが、契約解除条項の金額で折り合いがつかず、交渉は土壇場で決裂したとイタリアの現地メディアで伝えられている。
新天地候補には、フランクフルト時代に指導を受けたオリバー・グラスナー監督率いるクリスタル・パレスが浮上。今後の進展が注目を浴びるなか、練習後の取材に対応し、自身の口から「ラツィオを離れることだけは100%決まっている」と説明した。「元から残る予定だったんですけど、イタリアはイタリアらしい、特にラツィオの会長はイタリアの中でも有名で大変なんで。残るつもりでいたし、監督にも残るって伝えていたんですけど、交渉がまとまらなかった」と言及した。
さらに、「自分は単年契約だけを求めていて、お金は十分もらっていたので何も要求はしなかった。そこが上手く噛み合わなかった。代理人がどうチームに話しているかわからないですけど、僕は単年契約だけを望んでいた」と交渉決裂の裏側を明かした。
また、「今年に入って何回も今の監督とも話をしていた。ラツィオの監督は自分を良くしてくれていたので、サインしてほしいって何回も時間を重ねて話し合っていた。離れることが決まった時も連絡をして、監督とは嫌な別れ方をしていない。またどこか巡り合わせがあって、どこかで一緒にやれたらいいなと思える監督だった」とイゴール・トゥドール監督への感謝も述べていた。
(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)