アンリ氏、キャラガー氏、マクナマン氏がこぞって称賛

　スペイン1部レアル・マドリードのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールは、歴代の名選手たちから称賛を浴びている。元フランス代表FWティエリ・アンリ氏からも「世界最高」と評され、次期バロンドールの大本命との声も挙がっている。英紙「デイリー・メール」が報じた。

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　ヴィニシウスは現地時間6月1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝のボルシア・ドルトムント（ドイツ1部）戦に先発出場。1-0で迎えた後半38分にMFジュード・ベリンガムのラストパスからダメ押しの2点目を挙げて勝利に貢献した。チームとしては歴代最多記録を更新する15回目の優勝となり、ヴィニシウス個人としては2度目のビッグイヤー獲得となった。

　ヴィニシウスはリバプールを下した2年前の決勝戦でもゴールを決めていた。24歳になる前に複数のCL決勝でゴールを決めたのは、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（インテル・マイアミ）以来という快挙を達成している。

　“白い巨人”のエースとして活躍するヴィニシウスには称賛の声が集まっている。アーセナルやFCバルセロナなどで活躍した元フランス代表の英雄アンリ氏が、「私にとってはヴィニ・ジュニア（ヴィニシウス）は世界最高の選手」と絶賛すれば、元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏も「私もヴィニシウスこそが世界最高の選手だと思う」と、アンリ氏の意見に同調した。

　また、レアル・マドリードOBの元イングランド代表MFスティーブ・マクマナマン氏も「彼は（バロンドールの）揺るぎない大本命だ。彼は（決勝で）得点を決めた。準決勝のバイエルン・ミュンヘン戦も素晴らしかった。彼は今夜も違いを作り出し、またも得点を決めた。キリアン（・ムバッペ）やハリー・ケインも素晴らしいシーズンを過ごしたが、間違いなく彼が大本命だ」と次期バロンドール受賞候補として太鼓判を押していた。

　レアルに史上最多15回目の欧州王者に導いたヴィニシウス。世界最高の選手としてその名を歴史に刻むことになるのだろうか。