鹿島FW鈴木優磨は「日本のベンゼマ」 本人が評価に“回答”…万能型変化への岐路告白「食えなくなる」
鹿島のエースは幅広い活躍で4連勝に貢献
鹿島アントラーズは6月1日、J1リーグ第17節で横浜F・マリノスと対戦し、先制を許したものの後半に3点を決めて逆転。3-2で勝利して4連勝を飾った。国立競技場で行われた一戦でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍を見せたのは、鹿島のエースFW鈴木優磨だった。
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この試合、2トップの一角で先発した鈴木は、前半からチャンスメークに務めたが鹿島はなかなかゴールを挙げることはできなかった。後半開始と同時にトップ下に入った鈴木に見せ場が来たのは、後半12分のことだった。縦パスからチャンスを作るとクロスに反応したFWチャヴリッチが頭で合わせる。これはDF上島拓巳にブロックされたが、こぼれ球を鈴木が押し込んで同点に追いついた。
今シーズン、8点目となるゴールを挙げた鈴木は、さらに後半29分にも左サイドでDF濃野公人の逆転ゴールの起点となる活躍を見せた。FWだけではなく、トップ下やサイドでチャンスメーカーとしても活躍できる幅の広いプレーを見せた鈴木について、スポーツチャンネル「DAZN」で解説を務めた元Jリーガーの林陵平氏は「鈴木は日本のベンゼマみたいですね。イメージ被る」と話し、ゲスト解説で出演した元鹿島のMF三竿健斗(ルーベン)も「彼もかなり意識している」と、明かしていた。
このやり取りが話題となり、X(旧ツイッター)では「日本のベンゼマ」が一時、トレンド入りした。試合後のミックスゾーンで、「DAZN」で「ベンゼマのようだ」と評されたことを知った鈴木は「めっちゃ嬉しいです」と、目を輝かせた。
「嬉しいですね。光栄じゃないはずがありません。プレースタイルを寄せていったわけではありませんが、海外でFWをやると万能型になる。海外で日本人がストライカーに固執すると食えなくなる。(点を取るだけの)ストライカーじゃやっていけない。1トップになるといろんなことを求められる。だから、(海外に行ったのは)プラスになったのは、なったと思う」と、欧州に行く前は純粋な点取り屋のようだった彼自身が、プレースタイルを広げたきっかけが、海外移籍にあったことを明かしていた。