浦和が苦手のACLアウェー戦でWSWに4発快勝! 興梠は通算15得点で日本人最多記録を更新
前線の“KLMトリオ”全員が得点に絡む
さらに同23分、MF武藤雄樹の左CKから槙野がファーサイドで押し込んで追加点。ゼロックス杯を温存された男が見事に起用に応えた。これで、この日スタメンとなった興梠、李、武藤の“KLMトリオ”の全員が得点に絡んだ。
浦和はその直後にアルビレックス新潟から加入のFWラファエル・シルバを武藤との交代で投入。余裕のある状態で期待の新戦力の公式戦デビューも迎えることができた。そして同39分、ファジアーノ岡山への期限付き移籍からの復帰組で、途中出場のMF矢島慎也からのパスを受けたシルバは、ドリブルで相手を一人外して右足シュートでゴール。浦和でのデビュー戦で初ゴールを決めた。守っては相手の攻撃をシュート3本、枠内ゼロに抑え込む盤石さを見せ、4-0で完勝した。
浦和は試合前の時点でミハイロ・ペトロヴィッチ監督就任後はACLのアウェーゲームが2勝3分5敗、その2勝も対戦チームの敗退が決定した後のものと、完全なる鬼門になっていた。しかし、長距離移動に加えて過密日程で迎えた敵地での開幕戦を快勝。07年以来のアジア制覇へ最高のスタートを切った。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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