鎌田大地の加入がチェルシーの補強に影響? プレミア玉突き移籍を英予想「退団に備え」

去就が注目されている鎌田大地【写真:産経新聞社】
去就が注目されている鎌田大地【写真:産経新聞社】

鎌田のクリスタル・パレス入りが濃厚と報じられる

 イタリア1部ラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地はクラブとの契約延長に向けた交渉が決裂し、フリーでイングランド1部クリスタル・パレス加入が濃厚になっている。この日本人MFの去就問題はイングランド1部チェルシーにとっての追い風になる可能性があると現地メディアが報じている。

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 鎌田は昨夏にフリートランスファーでラツィオに加入。契約は1年間、6月いっぱいで満了を迎えるなか、シーズン終盤に定位置を掴んだことで延長オプションの行使が予想されていた。

 しかし、クラブとの契約交渉は難航している様子で、5月31日にはクリスタル・パレスに加入に向かっていると報じられていた。同クラブは昨季途中に就任したオリバー・グラスナー監督の下で快進撃を見せ、プレミアリーグはラスト7試合を6勝1分で駆け抜けて10位フィニッシュ。今季のさらなる躍進も期待されるチームだ。そして、グラスナー監督と鎌田は2021-22シーズンにフランクフルトでUEFAヨーロッパリーグ制覇を経験した旧知の間柄だ。

 そんな鎌田のクリスタル・パレス加入は、プレミアリーグの強豪クラブにも大きな影響を与えることになるかもしれないという。英メディア「フットボール・ロンドン」は「鎌田はFWの選手をサポートする攻撃的MF。鎌田との契約はチェルシーとつながりがある2人の選手の将来を暗示している可能性がある」と伝えている。

 その2人の選手というのがFWマイケル・オリーセとFWエベレチ・エゼというクリスタル・パレスの両アタッカーだ。オリーズは今季リーグ戦19試合10得点6アシスト、エゼは27試合11得点4アシストとともにチームの中核を担った選手で、いずれもチェルシーが獲得を狙っている。

 記事では「鎌田との契約は、オリーセとエゼ、両方ではないにしろ、どちらかの退団に備えていることの表れかもしれない」と伝えられている。主力の引き抜きによる戦力ダウンを想定し、それを最小限に抑えるために指揮官の愛弟子である鎌田の存在に白羽の矢が立ったのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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