UAEのエミレーツ・クラブで現役続行

　元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは昨夏のヴィッセル神戸退団後、アラブ首長国連邦（UAE）1部エミレーツ・クラブで1年目のシーズンを戦うなか、インスタグラムに投じられた40歳の近影が海外で話題に。海外スポーツサイト「Sports Brief」はファンの反応に注目している。

　40歳のイニエスタはラ・リーガの強豪FCバルセロナで輝かしいキャリアを積み、2018年から神戸で5年間プレー。昨季いっぱいで契約満了となり去就動向が注目されていたなかで、出番減少を理由に夏での退団を決断し、23年8月にUAEのエミレーツ・クラブへの移籍が発表された。

　移籍1年目のシーズンで、ここまでリーグ戦19試合に出場し、5得点1アシストをマーク。現在チームは残り2試合を残し降格圏の13位に低迷しているなか、イニエスタが自身のインスタグラムに投じた写真が海外で話題に。英紙「デイリー・スター」は「顎髭とわずかに残った髪の毛が完全に白髪になっている」と報じ、近影に驚きの声を上げた。

　実際に投じられた写真は指摘どおりの面があるとはいえ、日本のファンからすると神戸時代から大差はない印象。もっとも、欧州の第一線から離れてから数年が経ったのも事実で、母国スペイン以外など馴染みがない国々からするとバルサ時代のイニエスタの姿を思い浮かべる人が多くいたとしても不思議ではない。

「Sports Brief」では「40歳でまだ活躍するイニエスタ」と見出しが打たれたうえでSNS上での反応に注目。「ファンはソーシャルメディアで『実年齢より老けて見える』イニエスタはもう引退すべきだと論じ、彼の体調を懸念した」と伝えられるなど、40歳のイニエスタを捉えた1枚が大きな反響を呼んでいた。