横浜FM“不利”が一転…今季ワースト4失点で脱帽「質、決定力がより顕著に現れた」

柏を率いる井原正巳監督【写真:Getty Images】
柏を率いる井原正巳監督【写真:Getty Images】

ACL決勝で敗戦直後の横浜FM完勝、柏・井原監督が実力差に言及

 柏レイソルは5月29日に行われたJ1第9節延期分の横浜F・マリノス戦に0-4で敗れた。リーグ戦で5試合ぶりの敗戦となった柏の井原正巳監督は「やはりマリノスさんの力は認めざるを得ないところもある」と脱帽の声を上げている。

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 横浜FMはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝の第2戦で1-5と大敗。アジア王者を目前で逃した精神的なダメージに加え、移動の疲労、時差ボケが残る選手もいる状態だった。一方の柏は前の試合から中3日で、国内で調整が可能だった意味でもコンディション的には有利だったはずだが、そのアドバンテージを生かせなかった。

 柏の井原監督は「今日のゲーム、マリノスさんにとってはACL決勝での敗戦から戻って来てのゲームでした。その悔しさをこのJリーグにぶつけてこられるところも想定はしていました。我々も、その状況に負けないように良い形で入ろうということは言いながらスタートはしました。

しかしながらマリノスさんのスピードであったり、パワーだったりに少し自分たちの重心がうしろになってしまい、なかなか強度の高い守備ができませんでした。それはもちろん私の責任だと思いますし、そういうゲームの入りがすべて今日のゲームの結果に繋がってしまったのかなというふうに思っています」と、反省した。

 ここ4試合負けなし(2勝2分)で、勝てば6位に浮上できた柏だったが、横浜FMのFWアンデルソン・ロペスにハットトリックを許すなど、今シーズン最多となる4失点を喫しての敗戦になった。

 井原監督は「4失点というのは、今までの最多失点ですし、ゴール前の精度、スピード、決定力というところは、やはりマリノスさんの力は認めざるを得ないところもあると思います。後半、我々もゴール前まで行くシーンは何度か作れてはいたのですが、最後のところの質、それから決定力も含めて、ないところがより顕著に現れてしまった」と唇を噛んだ。

 そして「この敗戦をしっかりと次のゲームにぶつけていくしかないと思っています。中3日での福岡戦になりますが、しっかりと修正して、ホームゲームになんとか、この悔しさを晴らせるようにしっかり準備したい」と、次節(6月2日)のアビスパ福岡との試合に切り替えた。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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