浦和の怪我人が復帰へ 中島翔哉&大久保智明が練習参加…ヘグモ監督「嬉しかった」
神戸戦に向けトレーニング後に定例のオンライン会見を実施
浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督は5月30日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施。2日後のヴィッセル神戸戦に向け「今日は大久保も中島も練習に参加できたので嬉しかった」と話し、負傷欠場が続くFW中島翔哉とMF大久保智明が復帰する可能性を示唆した。
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浦和は5月26日のFC町田ゼルビア戦に1-2で敗れたが、ウイングに多くの負傷者が出ている状況では本来は違うポジションをメインにする選手を回しながらやり繰りするしかなく、今季を全般的に見ても後半に交代選手を使ってギアを上げるような采配ができていない。ヘグモ監督も「町田戦の内容は良かったと思うが、仕掛けても良い可能性のある場面もあった。そうすればより決定機も作れただろう。あとは怪我人が戻ってくれば、試合中の交代で使えるツールも増えるだろう」と触れた。
そうした状況下で、負傷離脱していた中島と大久保がトレーニングに復帰したとのこと。前日の公開練習では、フル合流した大久保に対して中島は別メニュー調整だったが、神戸戦では後半の勝負どころで起用するような采配も可能になるかもしれない。
現状、FW松尾佑介、MF関根貴大、MF小泉佳穂が離脱していて、FW安部裕葵とDF大畑歩夢は公開練習では部分的な参加。FWブライアン・リンセンとノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは長い離脱から復帰したが、リンセンは外国籍選手枠の問題でメンバー入りが難しい。ほかにも大久保と中島に加えて、DF酒井宏樹、DFアレクサンダー・ショルツ、MF岩尾憲、MFサミュエル・グスタフソンといった選手たちがシーズン中に負傷離脱を経験している。FWチアゴ・サンタナとMF伊藤敦樹も開幕当初は出場が危ぶまれる状態だった。
浦和は昨季に12月のクラブ・ワールドカップ(W杯)まで公式戦60試合を戦い、短いオフを経て今季に突入している。離脱経験者にはその日程を主力として乗り越えた選手が多い。そうした点についてヘグモ監督は「シーズン開始当初は去年からの疲労の蓄積も影響しただろう。不運だと言えるような特殊な怪我もあった。あとは、このマイクロサイクル(1週間の流れ)への順応の部分だと思う。それができている選手もいる。今後に向けても、メディカルやフィジカルコーチ、コーチングスタッフと話し、できる限り個別に対応していきたい」と話した。
神戸戦で浦和は小中高生の指定席チケットがほぼすべての席種で550円になる「GoGoREDS!デー」という年に一度のキャンペーンを実施。スタジアム周りでも多くのイベントが実施され、クラブOBも多数参加が発表されている中で約5万人の来場が見込まれている。それだけにヘグモ監督は「埼玉スタジアムで5万人のサポーターの前でプレーできれば非常に大きなモチベーションになる。チャンスをたくさん作り、ゴールを決めて勝つこと」で、来場者に喜びを与えたいと話していた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)