大岩監督、海外組10人を招集「大前提として五輪に向かう活動」 斉藤光毅、チェイス・アンリら復帰…佐野航大が初選出

U-23日本代表の大岩剛監督【写真:JFA】
U-23日本代表の大岩剛監督【写真:JFA】

JFAが発表

 大岩剛監督率いるU-23日本代表は5月30日、6月にアメリカ・カンザスシティで行われるU-23同国代表との2連戦(7日=非公開/11日)のメンバー25人を発表した。アメリカはパリ五輪出場国で、本大会メンバー発表前ラストの“サバイバル”の場となる。大岩監督は今回国際マッチウィークを利用して招集された海外組10人について「大前提にして五輪に向かう活動」と説明した。

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 大岩ジャパンは4月、5月に行われたアジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップで見事優勝を勝ち取り、五輪切符を獲得。18人まで絞られる本大会のメンバー選考へ向けて、今回のアメリカ遠征は最後のアピールの場となる。

 海外組としてはMF山本理仁、藤田譲瑠チマ(ともにシント=トロイデン)、佐藤恵允(ブレーメン)らU-23アジア杯のメンバーに加えて、A代表の常連GK鈴木彩艶(シント=トロイデン)が大岩ジャパンの遠征に参加。DFチェイス・アンリ(シュツットガルト)や、MF斉藤光毅、MF三戸舜介(ともにスパルタ・ロッテルダム)も招集された。MF佐野航大(NECナイメヘン)は初選出で大岩監督も期待を寄せた。

 そのなかで、指揮官は海外組で「五輪に対しての活動という位置づけなんですけれども、今現在の選手が良いコンディションでいること、そして国際マッチウィークという我々が唯一選手を招集できる期間で可能な選手。この活動による可能な選手を今回は選ばせてもらいました。当然大前提として五輪に向かう活動ですので、五輪に向けての準備も当然やりながら、ただ今回来ている選手たちが五輪に招集できるということは、国内組、コンディションも含めてまだまだ先がありますので、しっかりとそこも踏まえた上で活動を続けていきたいなというふうに思います」と、話した。

 MF久保建英やMF鈴木唯人は本大会の招集が難しい現況。オーバーエイジ(OA)の選考も難航しているなか、最終メンバーのリスト提出のギリギリまで指揮官は頭を悩めそうだ。

 U-23日本代表メンバーは以下の通り。

■GK
1 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)
23 鈴木彩艶(シント=トロイデン/ベルギー)
12 野澤大志ブランドン(FC東京)

■DF
16 内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)
21 大畑歩夢(浦和レッズ)
3 西尾隆矢(セレッソ大阪)
24 バングーナガンデ佳史扶(FC東京)
2 半田 陸(ガンバ大阪)
4 関根⼤輝(柏レイソル)
15 鈴木海音(ジュビロ磐田)
5 チェイス・アンリ(シュツットガルト/ドイツ)
22 高井幸大(川崎フロンターレ)

■MF
20 平河 悠(FC町田ゼルビア)
25 松村優太(鹿島アントラーズ)
10 佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ)
6 川﨑颯太(京都サンガF.C.)
18 斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)
7 山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー)
8 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー)
14 三戸俊介(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)
17 松木玖生(FC東京)
11 佐野航大(NECナイメヘン/オランダ)

■FW
9 藤尾翔太(FC町田ゼルビア)
19 細谷真大(柏レイソル)
13 荒木遼太郎(FC東京)

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