イニエスタはUAEエミレーツ・クラブで現役を続けている

　アラブ首長国連邦（UAE）1部エミレーツ・クラブでプレーする元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタに海外メディアが注目。「40歳になっても見違えるようなプレー」と驚きをもって報じている。

　スペインの名門FCバルセロナで16シーズンプレーしたイニエスタは、9度のラ・リーガ優勝と4度のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）制覇を成し遂げたメンバーの1人だ。スペイン代表としても2010年にワールドカップ（W杯）でタイトル獲得を経験した。

　2018年にヴィッセル神戸へ完全移籍し、日本のJリーグにやってくる。19年度の天皇杯優勝に貢献するなど、日本のファン・サポーターを卓越した技術で魅了した。23年夏に神戸を退団し、現在はエミレーツ・クラブでプレーを続けている。

　英紙「デイリー・スター」はそんなスペインのレジェンドに再注目。「バルセロナとスペインのレジェンド、アンドレス・イニエスタが40歳にしてまだサッカーをプレーしていることにサッカーファンは唖然」といまだ現役を続けるイニエスタへの驚きを伝えた。

　2010年のW杯で劇的な決勝弾を決めてスペインを優勝に導いた功績を紹介しつつ「UAEでまだプレーしていることを知り、ファンは衝撃を受けた。現在、顎髭とわずかに残った髪の毛が完全に白髪になっており、ファンはさらに目を疑った」といった反応にも触れている。

　40歳を迎えた現在も、キャプテンマークを巻きピッチに立つイニエスタ。年齢も重ね、推定市場価格はバルセロナ在籍の最高値7000万ユーロ（約120億円／2013年1月に記録）から50万ユーロ（約8000万円／2024年3月）まで下がってはいるが、プレーできる環境がある限り、スペインのレジェンドはボールを蹴り続けているのかもしれない。