浦和監督、過密日程は「プロとして当然」 ACL初陣のWSW戦へ、“戦術的”な先発変更を示唆

WSWのテンポの早いサッカーに警戒感

 相手のWSWは、先週末のオーストラリア・AリーグでシドニーFCとのダービーマッチを1-0で制した。昨季はシドニーFCと対戦した浦和だけに、ライバルの印象についてペトロヴィッチ監督は警戒感を強めた。

「シドニーダービーを見る限り、両チームとも非常に強いチームであり、リーグ戦であれだけのポイント差のあるチーム同士の試合とは思えませんでした(現時点でシドニーFCが首位、WSWは勝ち点23差の6位)。特にWSWについては、とても良いプレーをしていたと思います。オーストラリアの国内リーグの試合で、あれほどの試合を見ることができるとは正直、思っていませんでした。オーストラリア国内リーグの試合であると知らなければ、イングランド・プレミアリーグの試合だと思うほど、激しくテンポの早いサッカーを両チームが展開していました」

 キャプテンの阿部は「ACLの初戦ということで、やはり初戦の重みがあります。重要度はすごく高いと思います。監督も言っていたのですが、1戦目の結果次第で、この後のグループステージの結果が左右される、そういう大事な一戦なので、すべてをぶつけて戦いたいと思っています」と意気込んだ。

 浦和がACLを制した2007年から、すでに10年の月日が経過した。当時を知る選手は阿部とMF平川忠亮の2人のみとなったが、浦和は2度目のアジア制覇に向けて好スタートを切ることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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