名門バルサ新監督の実力に脚光 元教え子DFの発言に海外再注目「見たことない」
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フリック氏が新たにバルセロナの監督に就任
スペイン1部FCバルセロナは5月29日、シャビ監督の解任に伴い来季よりハンジ・フリック氏が就任すると発表した。フリック新監督について、専門メディアは元教え子のある発言に再度注目している。
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バルセロナのOBでもあるシャビ監督は、2021年11月に古巣の指揮官に就任。初年度は一時9位まで後退していたチームをラ・リーガ2位まで引き上げた。2022-23シーズンでリーグ戦タイトルを獲得し、スーパーカップも制した。一方で、今季はライバルチームのレアル・マドリードにラ・リーガタイトルを譲る形で2位フィニッシュしている。
シャビ監督の進退については二転三転していた。2024年1月27日に今季限りでチーム指揮官を退任すると発表。しかし4月25日に事態は一変、クラブは記者会見を開きシャビ監督の来季続投を正式に公表した。
しかし事態はそれにとどまらず、再び退任の噂が浮上。5月24日に正式に解任を発表した。次の指揮官に注目が集まっていたなか、29日にフリック氏の就任がクラブより明らかとなっている。
フリック氏はこれまで、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンの指揮官を務め2019-20、20-21シーズンにブンデスリーガ2連覇。UEFAチャンピオンズリーグ(19-20シーズン)の王者にも導いた。21年8月からはドイツ代表の監督を任されたが、23年9月9日の国際親善試合で日本に敗れた翌日、ドイツサッカー連盟(DFB)より解任されている。
バルセロナ専門メディア「FC Barcelona Noticias」では、過去にフリック氏の教えを受けた現レアルDFの発言を回顧。「見たことのないような、チームへの非常に前向きな指示の仕方をしている」と絶賛していた過去があったと報じている。
オーストリア代表DFダビド・アラバは、バイエルンでフリック氏の指導を受けた。現在はレアルの選手としてプレーするが、過去のインタビューで「彼は非常に短い時間で『スイッチ』を作動させることができた。彼の働きは本当に重要だ」とフリック氏へ高い評価を与えていたという。
そんな元教え子が属するチームの、ライバルクラブを率いることになったフリック氏。2026年6月30日までの契約を交わした名将は、スペインでどんなサッカーを展開するだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)