リバプール、アタランタの“ボールハンター”に関心? 中盤補強に英注目「恩恵をもたらす」
アタランタMFエデルソンに英が注目
イングランド1部リバプールは今夏の移籍市場で新たなミッドフィールダーの補強が噂されている。特に日本代表MF遠藤航が定位置を掴んでいる“6番”のポジションの長期的なオプションの獲得に関する話題は尽きない。そこでターゲットの一人として取り沙汰されているのがイタリア1部アタランタでプレーするブラジル代表MFエデルソンだ。
24歳のエデルソンは今季UEFAヨーロッパリーグを制するなど大躍進のアタランタで公式戦52試合に出場するなど不動の主力選手。中盤のセンターでプレーしながら、セリエAでは35試合で6点もマークするなど得点力も備える。来月開幕するコパ・アメリカに向けたブラジル代表にも名を連ね、アルネ・スロット新監督が就任するリバプールの新戦力候補に浮上している。
英国のデータサイト「Whoscored.com」は「リバプールは昨夏に遠藤航を獲得して多くの人を驚かせた」「マージーサイドでのデビューシーズンに印象的な活躍を見せたが、彼は急場しのぎの選手だ」と遠藤についても言及しつつ、エデルソンこそがリバプールの中盤に求められている選手だと分析している。
同サイトによれば、エデルソンは今季のセリエAでジェノアのMFモルテン・フレンドルップ(130回)に次ぐリーグ2位のタックル数(80回)を記録。中盤のボールハンターとして活躍するとともに、自らゴールも奪うなど攻守両面で貢献できることを証明した。「エデルソンは相手からボールポゼッションを奪うのに効果的かもしれないが、前に出て攻撃のサポートをする意欲もあり、エネルギッシュなリバプールにも恩恵をもたらす」と評され、獲得するチャンスがあるなら逃すべきではないとも強調されていた。
「AZでスロットと一緒に仕事をしたトゥーン・コープマイネルスが最初のターゲットだったかもしれないが、エデルソンのパフォーマンスによってレッズは別のアタランタMFに焦点を変更したかも知らない。エデルソンはファビーニョの退団以来、リバプールが求めていたダイナミズムをもたらすかもしれない。エデルソンを連れてくる取引が可能だとすれば、それを実行しないのは愚かなことになるだろう」
遠藤の起用法にも影響が出るであろう中盤の補強は今夏の大きな注目ポイント。リバプールは理想の人材をイタリアから迎えることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)