「俺の中では揺るぎない」 元Jリーガー島川俊郎が恩師・吉田達磨氏へ明かす思い「もうオヤジ」

プロキャリア16年を過ごした島川俊郎【写真:本人提供】
プロキャリア16年を過ごした島川俊郎【写真:本人提供】

自身の公式YouTubeチャンネルでベストイレブン企画を実施

 プロキャリア16年を過ごしたMF島川俊郎は、今季移籍した徳島ヴォルティスの一員として、開幕全7試合に出場していたなか、4月1日に現役を現役引退した。自身の公式YouTubeチャンネルで、引退記念の企画として「同じチームで一緒にプレーした選手のベストイレブン」を発表。監督には、恩師の吉田達磨氏を選んでいる。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 柏レイソルユースで育ち、DF酒井宏樹(浦和レッズ)、MF武富孝介(ヴァンフォーレ甲府)、FW指宿洋史(アデレード・ユナイテッド)らと同期の島川は、トップチーム昇格を果たせず、ベガルタ仙台でプロキャリアをスタート。東京ヴェルディ(当時J2)やブラウブリッツ秋田(当時JFL)への期限付き移籍を経て、一度は仙台に戻り、再び移籍した秋田(当時J3)で2014年にJリーグデビューを飾った。

 その後、レノファ山口FC、栃木SCを渡り歩き、17年に恩師の吉田監督が率いるヴァンフォーレ甲府へ加入すると、27歳にしてJ1リーグ初出場。甲府と大分トリニータで2年、サガン鳥栖で3年を過ごし、昨季限りで契約満了となったなか、今年1月に徳島の一員となった。

 吉田監督と再び同じチームとなり、開幕から7試合連続で出場していたなか、徳島は3月31日に成績不振により監督解任を決断。翌4月1日、「チームの状況が大変な中で自分勝手な決断でチームに迷惑を掛けて申し訳なく思っています」と島川の電撃引退が発表された。

 島川は自身の公式YouTubeチャンネルで、引退記念の企画として同じチームで一緒にプレーした選手のベストイレブン(印象深さも込み)を選出。仙台時代の同僚である元日本代表FW柳沢敦氏らを選んだなか、「監督は?」と尋ねられると、恩師である吉田氏の名前を迷わず挙げた。

「もうここは外せないです。あの人に出会えてなかったら俺はもうプロにも絶対なれてない。16年もやれてなかったし、最後、徳島で一緒にやらせてもらいましたけど、やっぱりカッコよかったし、もう何を言われても俺の中では揺るぎない。もう(自分の)オヤジ(父親)です。兄貴。12~13歳の時に出会って20年ですからね。これだけ尊敬できる、信頼できるというか、凄いと思える人に出会えたこと自体がもう奇跡だと思う。本当にありがたい」

「今、達磨さんは?」との問いには、「サッカー勉強してるんじゃないですか、ってくらいサッカーに取り憑かれている。サッカーに生きている人なので、監督は間違いなく吉田達磨さんです」とリスペクトの思いを込めて語っていた。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング