浅野拓磨の投入で“活性化” 「全てを持っていく漢」のPK&神クリアが話題「上手すぎ」

浅野拓磨のクリアに反響【写真:Getty Images】
浅野拓磨のクリアに反響【写真:Getty Images】

後半13分から出場し試合の流れを変える

 ドイツ1部ボーフムは現地時間5月27日、ブンデスリーガ生き残りを懸けた入れ替え戦で2部デュッセルドルフと対戦。一戦目を0-3で落としていたボーフムだったが、敵地で3ゴールを挙げ延長、PK戦までもつれ込む。見事PK戦を制して残留を決めたなか、日本代表FW浅野拓磨の「神クリア」にも脚光が当たっている。

 まさに劇的な試合となった。23日にホームで行われた第1戦を0-3で敗戦したボーフム。敵地で3点差をひっくり返さなければならない苦しい状況だった。それでも27日のゲームでは前半18分、FWフィリップ・ホフマンの頭でボーフムが先制する。

 追い付くために2点が必要なボーフムがその後も猛攻。後半13分には浅野、DFノア・ルースリの2枚投入で活性化を図る。すると同21分、右のスローインのチャンスからクロスが上がると、中央でホフマンが合わせ今日2点目を決めた。

 その4分後には浅野の右サイドから送ったクロスが流れたところ、MFケビン・シュテーガーが折り返したボールがハンドを誘う。このPKをシュテーガー自身がきっちり決めて2戦合計スコア3-3と試合を振り出しに戻した。

 後半26分、左からのクロスに浅野が頭で合わせ勝ち越しかと思わせたが、これは相手GKフロリアン・カステンマイアーが右手1本で防いでいる。両者その後は延長戦まで戦ったがスコアは動かず。PK戦に突入すると、3-3PKスコア6-5でボーフム大逆転勝利を収めた。浅野はPKの4人目に登場してきっちり決めている。

 得点にも関与し、あと一歩で勝ち越しに迫る惜しいシュートもあった浅野。攻撃面だけではなく、守備でもチームを救う活躍をしていた。延長後半13分、デュッセルドルフFWヨナ・ニエミエツがコーナーキックの流れからシュート。ここでゴールカバーに入っていた浅野がかき出す好守備があった。

 この場面も含め、途中出場ながら好守で躍動した浅野に「PK頼もしい」「神クリア」「全てを持っていく漢」「PK上手すぎ」「やっぱり持ってる」といった称賛が贈られている。またエキサイティングな結末には「なんて逆転劇」「奇跡だ」「不可能を成し遂げた」といった驚きの声も上がっていた。

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