本職FWが今季J1のデュエル王候補に? 川崎の守備的MFを抑えたダントツ数値に注目

FWからボランチにコンバートされた知念慶【写真:徳原隆元】
FWからボランチにコンバートされた知念慶【写真:徳原隆元】

知念は今季からボランチを主戦場にプレー

 J1リーグは第16節を終え、中盤戦へと突入。順位表ではJ1昇格組のFC町田ゼルビアが首位を走り、鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸、ガンバ大阪と続くなかで、今節で2位に浮上した鹿島のFW知念慶のスタッツに注目する。

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 現在29歳の知念は愛知学院大学を卒業後、2017年に川崎フロンターレ入り。大分トリニータへの期限付き移籍(20年)を経て再び川崎へ。そして23年から鹿島へ加わり、昨季はリーグ戦21試合に出場し、5ゴールをマークした。

 ランコ・ポポビッチ新体制で迎えた今季は本職のFWではなく、ボランチへコンバート。Jリーグ公式「J STATS」によると今季リーグ戦15試合出場で「68」のデュエル勝利数をマークしており、1試合平均で4回以上のデュエル勝利数に。2位の川崎MF橘田健人(51)を大きく上回る数値となった。

 シーズン中盤で早くもポポヴィッチ監督のコンバートが正しかったことを証明した知念。本職FWとしての活躍にも期待したいところだが、ボランチ転向で自身の新たな可能性を広げており、今後の活躍にも期待が高まる。

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