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今季三度目の退場処分、悪童バロテッリ再び! 同僚も苦言を呈する問題児がロリアン戦一発レッド
チームは悪童退場のトラブルを乗り切り1-0勝利 PSGを追い越して2位浮上
ニースの元イタリア代表FWマリオ・バロテッリは、18日の敵地ロリアン戦で今季三度目の退場処分を言い渡され、チームの足を引っ張った。ニースは悪童退場のトラブルを乗り越え、1-0勝利を挙げてパリ・サンジェルマン(PSG)を追い越して2位に浮上している。
ニースは前半15分にMFシプリアンのゴールで先制。アウエーでの戦いを有利に進めたチームの足を引っ張ったのは問題児だった。後半23分、相手DFトゥーレと交錯後、バロテッリは判定を巡り主審に抗議。これで一発レッドカードを食らった。
12日のレンヌ戦を風邪で欠場したバロテッリは今季11ゴールを決めているが、退場は実に三度目。昨年10月のロリアン戦ではイエローカード二枚で退場、12月のボルドー戦では一発退場を命じられていた。
バロテッリは同僚から問題児ぶりに苦言を呈されたばかりだった。MFヴァランタン・エイセリックは「残念ながら正直にならねばいけない。私は真実を話している。彼のトレーニングを見ているが、下を見て回りを見ないのは情けない。彼は本当に素晴らしい選手なのに。彼は我々と無関係でありたいと振舞っているように思える。本当に残念だ。こういう試合で彼は力になったはずなのに」とバロテッリの現状を語り、「監督がチームに多大な貢献を求めていることを知っている。手抜きするような選手を彼は受け入れたりしない。マリオ・バロテッリを見れば分かることだ」と糾弾していた。
イタリアサッカー界の救世主と期待されながら近年ACミランとリバプールで素行不良ばかり目立ち、リバプールから移籍金ゼロでニースに厄介払いされたばかりだったバロテッリ。キャリアを立て直すラストチャンスの舞台でも悪童ぶりは簡単には改められない様子だ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images