残留示唆のサラーを中東クラブは静観? バルサはリバプールMFの“再獲得”視野と地元紙報道
サラーには昨夏にアル・イテハドから298億円のオファーが届く
イングランド1部リバプールは、2024-25シーズンからオランダ1部フェイエノールトを率いていたアルネ・スロット新監督を迎える。新シーズンの選手構成がどうなるかに注目が集まるなか、英紙「リバプール・エコー」はサウジアラビアから関心を示されているとされるエジプト代表FWモハメド・サラーの動向と今季限りで退団する見込みのMFにスペイン1部FCバルセロナが興味を持たれていることを報じている。
サラーは、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドとともに来シーズン限りでリバプールとの契約が満了を迎える。サウジアラビアからは昨夏に続いてサラーにオファーが届く見込みだが、本人は先日、自身のSNSで「僕たちはタイトルがすべてだと理解しており、それが来シーズンは実現するようにできることをすべてやる。僕たちのファンは、それに値するし、そのために死にもの狂いで戦うよ」と、残留を示唆した。
記事では「サラーがリバプールとの契約を延長しない限り、サウジのクラブは契約満了を迎える来夏までエジプト代表FWの獲得を待つ。仮にサラーが新契約を結ばない場合、リバプールにとっては今夏と次の冬の移籍市場が、サラーの放出で移籍金を得る最後の2つの移籍市場となる」と、昨夏にアル・イテハドから1億5000万ポンド(約298億円)のオファーを受けたサラーの去就について報じている。
一方、バルセロナは今季限りでリバプールとの契約が満了となるスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラの再獲得に乗り出すという。この動きはシャビ監督の後任として、ハンジ・フリック監督が就任する場合に、実現の可能性が高まるようだ。
記事によれば「負傷が多いチアゴは、今夏の選択肢が多くない。選手はドイツ語を自在に話せるため、バルセロナの選手とフリック監督のコミュニケーションを助けることが期待される」と、ブンデスリーガで戦った経験が生きると報じている。
2023-24シーズンが終了して移籍市場が本格的に開くなかで、リバプールはどのようなチームになっていくだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)