マンUが13度目のFA杯制覇! 宿敵マンCの連覇阻止…2年連続“ダービー”決勝で雪辱V
イングランドFAカップ決勝戦が開催
イングランドFAカップ決勝戦が現地時間5月25日、ウェンブリー・スタジアムで行われ、前回準優勝のマンチェスター・ユナイテッドが大会連覇を狙うマンチェスター・シティを2-1で下し、2015-16シーズン以来、8季ぶり13度目のタイトルを獲得した。
FA杯ファイナルは2年連続で同じ顔合わせとなり、前回王者であり、前人未到のプレミアリーグ4連覇を達成したシティと前回準優勝のユナイテッドによる“マンチェスター・ダービー”に。9万人収容のスタジアムは両チームのファンで埋まりキックオフ前から熱気に包まれた。
序盤からシティがボールを握り、ユナイテッドが構える構図になったこの一戦で、先に試合を動かしたのはユナイテッドだった。前半30分、自陣から相手ゴール前へロングボールを放り込むと、シティDFヨシュコ・グバルディオルがGKシュテファン・オルテガへ頭で返したボールが無人のゴールへ。これをMFアレハンドロ・ガルナチョが押し込み先手を奪った。
痛恨の連係ミスで失点したシティを尻目に、ユナイテッドはその9分後に追加点を奪取。カウンターに転じたなかで、FWマーカス・ラッシュフォードからのサイドチェンジを受けたガルナチョが中央へクロスを送ると、MFブルーノ・フェルナンデスを経由し、ペナルティーエリア内で反応したMFコビー・メイヌーが右足で流し込んだ。
前半を2点ビハインドで折り返したシティは後半頭からFWジェレミー・ドク、DFマヌエル・アカンジを投入。打開力に優れたドクを左ウイングに置き打開を図ると後半10分、そのドクのクロスにFWアーリング・ブラウト・ハーランドが左足で合わせるも、強烈なシュートはクロスバーに阻まれる。
より反撃の姿勢を強めたシティだが、ユナイテッドも手堅い守備で対抗。それでも後半42分、シティは左サイドでボールを持ったドクがペナルティーエリア手前から右足シュートを突き刺し、1点を返す。後半アディショナルタイム7分が表示され猛攻を仕掛けるも、粘り強く耐えたユナイテッドがこのまま2-1で勝利。タイトルを逃した前回決勝(1-2)の雪辱を果たした。
(FOOTBALL ZONE編集部)