マンU三冠時の英雄が憤慨! トランプ大統領の“入国禁止令”により国外退去を言い渡される

過去にイランを訪問したヨーク氏 それが理由で「犯罪者のような気持ちにさせられた」

 かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したレジェンドで、元トリニダード・トバゴ代表FWドワイト・ヨーク氏がドナルド・トランプ大統領誕生の余波でアメリカ入国を拒否されたことが明らかになった。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 45歳となったユナイテッドのレジェンドは、現在衛星放送「ビーイン・スポーツ」で解説者を務めている。ドーハからマイアミ経由でトリニダード・トバゴに向かおうとした現地時間17日に事件が起きた。マイアミでの空港で係員に呼び止められたという。

 「係員二人が私に伝えてきた。『もしも、フライトに乗らなければ、アメリカに入国直後にカタールに強制送還される』と。私はカタールに住んでいないし、カリブ海の自宅に戻ろうとしているんだ、と伝えようとしたんだ」とヨーク氏は語った。

 2015年にテヘランで行われたワールド・スターズとイラン・スターズのチャリティーマッチに出場したため、イランの入国スタンプがパスポートに記されていた。これが理由で、ユナイテッドでリーグ3連覇に加え、1998-99シーズンの三冠の偉業に貢献したレジェンドは、国外退去を言い渡されたという。

 トランプ大統領はイラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンからの入国者を禁止する大統領令を出している。「犯罪者のような気持ちにさせられた」とヨーク氏は憤慨していた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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