J2クラブに不覚の浦和、首位・町田戦へ対策も? ヘグモ監督「そのようなことも考えている」

マティアス・ヘグモ監督が町田戦を展望【写真:徳原隆元】
マティアス・ヘグモ監督が町田戦を展望【写真:徳原隆元】

ルヴァン杯でJ2長崎に敗戦、今季の残りはJ1リーグの23試合のみ

 浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督は、5月24日のトレーニング後にオンライン会見を実施。26日にJ1第16節で首位のFC町田ゼルビアと対戦するなか「両方のペナルティーエリア内での仕事が重要になるだろう」と話した。

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 浦和は22日にルヴァン杯のファーストラウンド3回戦でV・ファーレン長崎と対戦し、0-1と不覚を取り敗退。これにより、天皇杯へ出場できない今季の残りはJ1の23試合のみとなった。そのため、15試合を終え勝ち点24の6位にいる浦和にとっては同32で首位の町田とのゲームは今季唯一のタイトルを狙ううえでは勝利が求められるものになる。

 ヘグモ監督は町田について「かなりダイレクトにセットプレーやスローイン、ロングボールで(ペナルティーエリア内へ)入ってくる」として、「五分五分の状況が多くなる試合だろうと思う。そこで回収できればチャンスも多くなると見ている。両方のペナルティーエリア内での仕事が重要になるだろう。そして五分五分の状況、あるいはボールを持った時にいかに相手のバランスを崩せるか。背後のスペースを狙うことや、ピッチで数的優位を作ること、そこから裏に抜けるランニングができるかどうか。サイドチェンジも重要になる」と話した。

 指揮官はこの話題について「オーバーロード」という言葉も使いながら説明した。22日の長崎戦、19日のリーグ前節ジュビロ磐田戦ともにミドルゾーンでブロックを組んでくる相手を崩せない課題が出た。町田戦も同じようなことが課題になり得るだけに「対策としてそのようなことも考えている」と話すにとどめたが、少し局面に人数を集め、そこからの大きな展開を狙うような場面も必要になるだろう。

 長崎戦ではキャプテンのDF酒井宏樹がフル出場し、MF岩尾憲とノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンが途中出場した。負傷離脱から戻ってきた形になるが、ヘグモ監督は「今日の練習ではオラも岩尾も好調で試合への準備はできている。酒井は久々のフルゲームだったので、彼らはリカバリー組だった。サミュエルも本日はフルで参加した」と話し、直近リーグ2試合を欠場しているグスタフソンの復帰も示唆した。

 浦和はこの町田戦からヴィッセル神戸、セレッソ大阪、鹿島アントラーズ、名古屋グランパスと上位との対戦が続いていく。今季のすべてを懸けるリーグ戦となった今、この5試合の結果が与える影響は大きなものになりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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