イブラヒモビッチのELハットトリックに物言い 憤る敵将が主審批判「高度に疑わしい判断」
マンUがEL16強第1戦でサンテティエンヌに3-0勝利 イブラがハットトリック達成も…
マンチェスター・ユナイテッドFWズラタン・イブラヒモビッチは、17日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)16強第1戦のサンテティエンヌ戦でハットトリックの活躍を見せて3−0勝利に貢献した。敵将のクリストフ・ガルティエ監督は主審のジャッジを「高度に疑わしい判断」「イブラヒモビッチはスターのように扱われている」と批判している。仏サッカー専門メディア「フットメルカート」が報じた。
イブラヒモビッチはサンテティエンヌ戦でFKとPKにより2ゴールを決めている。前半15分のFKでは、相手MFのかかとに当たってコースが変わる幸運な形で先制点を決めると。後半43分にはダメ押しのPKを沈めた。この判定に対して、敵将はスーパースターへの配慮が存在したと主張する。
「マンチェスターは3ゴールを決めたが、うち2ゴールは高度に疑わしい判定だった。3−0というのはシビアなスコアだ。前半にチャンスはあった。相手はゴールを決めることができなかったが、あまりに不運な主審の判断で、マンチェスターは常にリードを手にすることができた」と、ガルティエ監督は憤ったという。
PKとFKの判断は、主審がイブラヒモビッチを特別扱いしたのが理由だとしている。「彼は主審からスターのように扱われていた。彼はスターだ。スターとしてジャッジされている。そして、彼は3ゴールを決めることができた」と一気にまくし立てた。
昨季までフランス王者パリ・サンジェルマンの最前線に君臨してきたイブラヒモビッチは、キャリア17度目のハットトリックを記録。だが、敵将の怒りは最後まで収まらない様子だった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images