鳥栖FWの劇的同点弾にハンド疑惑 トラップ時に腕直撃…日本代表OB「ぎりぎりセーフ」

鳥栖のマルセロ・ヒアン【写真:Getty Images】
鳥栖のマルセロ・ヒアン【写真:Getty Images】

鳥栖FWヒアンがFC東京戦で後半アディショナルタイムに同点弾

 J1サガン鳥栖は5月22日、ルヴァンカップ1stラウンド3回戦でFC東京と対戦し、延長PK戦の末に敗れた。後半アディショナルタイムにFWマルセロ・ヒアンが劇的同点弾を決めて延長戦に持ち込んだが、この際の判定が反響を呼んでいる。

 試合は後半11分にFC東京がDF森重真人のゴールで先制。鳥栖は追いかける展開が続いたなか、後半アディショナルタイムにMF長沼洋一の浮き球に抜け出したヒアンが飛び出してきた相手GKをかわし、同点弾となるシュートを流し込んだ。

 これにより、1-1の同点のまま延長戦に突入し、それでも決着がつかずにPK戦へ。最終的にPKスコア4-5で鳥栖は敗れた。

 ヒアンの同点弾のシーンでは、背後から来たボールがヒアンの右腕に当たっており、SNS上ではハンドを指摘する声も多数上がっている。

 中継では、実況の南鉄平氏が「ボールコントロールの時のヒアンの手は微妙だったかもしれない」と言及。解説を務めた元Jリーガーの中払大介氏は「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が入っていたら…」と語っていた。

 一方、日本代表OB栗原勇蔵氏は、「右腕には間違いなく当たっている。故意ではなくてもハンドは取られるので、手や腕が不自然な位置にあるかどうか。ヒアンの動き的にはむしろ左手に違和感を覚えましたけど、ボールが当たったのは右腕なので、今回に関してはぎりぎりセーフでハンドではない気がします」と見解を述べ、意見は分かれていた。

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