浦和のDF遠藤が衝撃の凡ミス! 信じられない形で決勝点献上、タイトルを逃す戦犯に…
2-2で迎えた後半38分、中途半端なバックパスを鹿島FW鈴木に奪われて失点
あまりに衝撃的な凡ミスで「FUJI XEROX SUPER CUP」の決着はついた。2-2で迎えた後半38分、浦和レッズのリオデジャネイロ五輪代表DF遠藤航が鹿島アントラーズのロングボールに対応。さほど慌てる場面でもなかったが、ここで日本代表GK西川周作へのバックパスをする際に、まさかのキックミスを犯してしまう。中途半端な形で勢いなく転がったボールは鹿島FW鈴木優磨にあっさりと奪われ、決勝点を献上してしまった。
浦和は昨年12月3日のJ1チャンピオンシップでも守備の軽さで失点を重ね、年間王者の座を逃していた。この試合では、1失点目の場面でDF宇賀神友弥が鹿島MF遠藤康と簡単に入れ替わられ、FW金崎夢生のゴールにつながるクロスを供給された。2点目は日本代表DF槙野智章の軽率な対応で鹿島FW鈴木をエリア内で倒すファウルを犯し、金崎に決勝点となるPKを決められていた。
浦和は21日にアジア・チャンピオンズリーグ初戦でオーストラリアでの敵地ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦を控え、 25日にはJ1開幕で敵地横浜F・マリノス戦に臨む強行日程を考慮してFW興梠慎三をベンチに温存したが、後半から投入する展開となった。
鹿島の遠藤は2ゴールでヒーローとなった一方、もう一人の遠藤は戦犯に。勝利への執念を見せていた浦和だが、DFの信じられない凡ミスでタイトルを逃すという昨季と同じ屈辱となった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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