遠藤が鮮やかなFK弾を含む2発! 鹿島が浦和を2-0とリードして後半へ
シーズン開幕を告げるゼロックス杯 二冠王者の鹿島と浦和が激突
鮮やかな弾道のFKで今季のシーズンが幕を開けた。日本サッカーのシーズン開幕を告げる「FUJI XEROX SUPER CUP」が、18日に日産スタジアムで開催され、鹿島は前半39分にMF遠藤康が鮮やかな直接フリーキックを決めて先制。遠藤はさらに同43分にも得点し、2-0とリードしてハーフタイムを迎えた。
双方ともにこのゲームから中2日でAFCチャンピオンズリーグ開幕戦に臨むこともあり、それを見据えたスタメン選考になった。鹿島がピンク、浦和がイエローとともに蛍光色のセカンドユニフォームを着用してのキックオフとなった。
前半の戦いでシュートまで持ち込むきわどい形を多く作ったのは鹿島だった。浦和の高い最終ラインの背後に向けて、FW金崎夢生などがドリブル突破を仕掛けるところからチャンスを生み出し、前半21分には金崎の強烈なミドルが浦和ゴールを襲った。これは浦和のGK西川周作が弾き、ボールはゴールポストに当たって跳ね返った。
そうしたなかで迎えた同39分、鹿島はペナルティーエリアすぐ外の中央でFKのチャンスを得ると、MF遠藤が左足から放ったシュートは浦和の壁を越えてゴールに吸い込まれた。GK西川も一歩も動けない見事な弾道だった。
さらに鹿島は同43分、スピードに乗った攻撃を仕掛けるとMF土居聖真のラストパスを金崎がシュート。これはゴールポストに当たったが、遠藤がこぼれ球に反応してシュートを放つと、西川は反応するもゴール外に弾き切れずにゴール内へ。一気にリードが2点に広がった。
前線でのボールの収まりが今一つだった浦和は、FWズラタンやMF宇賀神友弥がミドルシュートこそ放ったものの、ペナルティーエリア内を攻略するような攻撃の形は見せられず。鹿島が2-0とリードして前半を終えた。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images