現地紙SNSがギュレルのトレーニング風景を紹介

　スペイン1部レアル・マドリードは現地時間5月19日、ビジャレアルとのラ・リーガ第37節を4-4の引き分けで終えた。この試合では、レアルの19歳MFアルダ・ギュレルが2ゴールと躍動。シーズン終盤に来て眩い輝きを放つ、その背景にスペインメディアが注目した。

　レアルはこの試合、前半14分にギュレルのゴールで先制すると、同30分にFWホセルのヘディングシュートで加点。同39分に自陣でのミスからビジャレアルFWアレクサンダー・セルロートに1点を返されるも、その1分後にDFルーカス・バスケスがすぐさまネットを揺らした。さらに、同アディショナルタイムにはギュレルが2点目をマークし前半を折り返す。

　3点リードで勝負あったかに思えたが、後半に入るとセルロートが大爆発する。立ち上がりの同11分までに立て続けに3ゴールを挙げ、この日だけで4点の荒稼ぎ。レアルとしてては、まさかの形で試合を引き分けに持ち込まれた。

　とはいえ、現地時間6月1日にUEFAチャンピオンズリーグ決勝を控えるレアルにとって19歳ギュレルの急成長ぶりは嬉しい悩みの種だろう。加入後のリーガデビューこそ年明け1月下旬になったものの、ビジャレアル戦を含む直近5試合で5ゴールとトルコの至宝としての真価を発揮。その秘訣は肉体にあるようだ。スペイン紙「マルカ」の公式インスタグラムは5月20日、ギュレルのSNSで公開されたトレーニング風景の写真2枚を公開した。

　収められていたのはジムでのワークアウトの様子で、うち1枚ではウェアを脱ぎ上半身が露わに。そこで目を見張るのはバキバキの背筋だ。世界屈指のタレント集団のなかで活躍すべく、筋肉の鎧を纏うために積み重ねてきた鍛錬の跡が窺える。

　ギュレルの肉体進化に対し、ファンからはコメント欄に「ロナウドのメンタリティー」「怪我で失った半年を取り戻している」「プロフェッショナル」「未来のクラック」「素晴らしい」といった反応が寄せられている。レアルの公式戦は残すところ2試合、ギュレルのさらなる活躍に期待が懸かる。