クロップと感動的な抱擁…本拠地アンフィールドで受け入れ難き別れ「つらい、つらかった」
クロップ監督のラストゲーム…ファン・ダイクが胸中告白
イングランド1部リバプールは、5月19日のプレミアリーグ最終節でウォルバーハンプトンと対戦し、2-0の勝利を収めた。この試合は9シーズンにわたってクラブを率いたユルゲン・クロップ監督のラストゲームだった。試合後には、キャプテンのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクとクロップ監督が抱き合うエモーショナルな場面もあったなか、主将が指揮官への思いを試合後に語っている。英紙「メトロ」が報じた。
2017年の12月にサウサンプトンからリバプールに加入したファン・ダイクは、クロップ監督の下でリバプールが行った最高の移籍の1つとされている。クロップ監督の指導の下、世界屈指のセンターバックとなったファン・ダイクは、「言葉にならない。とてもエモーショナルな1日だった。リバプールは、リバプールだ。とても特別なんだ」と、切り出した。
そして、「誰にとっても厳しい午後になると分かっていた。僕たちは試合に勝ちたかったし、自分たちの仕事をやり切り、それを達成した今、試合後はとても感情的になるだろう。とても難しいことだったが、それをやり切ったことを誇りに思う。こういう状況、瞬間に向けた準備などできない。それでも、最後は良い日になったし、彼(クロップ監督)はすべての愛を、受けるべくして受けている」と、クラブを離れるドイツ人監督への思いを口にした。
試合後、クロップ監督は可能な限りすべての人たちと抱き合っていたが、特にファン・ダイクと抱き合う姿は人々にとって感動的なものだった。この時の気持ちについて問われたファン・ダイクは「つらい、つらかったよ。でも、人生は続く」と、クロップ監督がクラブを離れることを今も受け入れ切れていない様子を窺わせた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1