試合は1-1で引き分けた

　イタリア1部ラツィオに所属のMF鎌田大地は、現地時間5月19日のセリエA第37節インテル戦にスタメン出場すると先制の左足ミドルを決めた。最後は1-1で引き分けた試合にイタリアメディアは絶賛の点数を与えている。

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　イゴール・トゥドール監督の就任後、チームの中心選手となった鎌田。すでに優勝を決めた首位インテル戦でも先発出場すると前半32分、味方とのパス交換で中央エリア手前まで侵入。一歩持ち出し左足を振り抜くと、コースを突いたミドル弾がネットに突き刺さった。

　鎌田は昨年9月2日のリーグ第3節ナポリ戦（2-1）以来、今季2ゴール目。この1点で先制したラツィオだったが、鎌田が交代で退いたのちの後半42分にインテルDFデンゼル・ダンフリースに同点ゴールを許し1-1の痛み分けに終わった。

　イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は鎌田を「7.5点」と採点し、「カステリャノスへの良い縦パスでシュートを導いた。そして、20メートルの位置から左足の低いシュートでゾマーを打ち破り、ゴールの隅へと決めた」と絶賛した。

　また、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」では鎌田を「7点」として、「この日本人プレーヤーはバイタルエリアの巨人であり、前線の司令塔としてだけではなくフィニッシャーとしても機能する。実際にスコアを1-0としたのは彼の左足だった」と称賛していた。

　3月まではマウリツィオ・サッリ監督の下で冷遇されて良さを全く出さなかった鎌田だが、監督交代後はチームの中核として機能している。25日のサッスオーロ戦で今季のセリエAは終了するが、イタリアでの1シーズン目は良い印象を与えて終わることになりそうだ。