同点弾の冨安健洋は「アーセナルのベストディフェンダー」 左SB→CBの万能ぶりを英評価
アーセナルはエバートン戦に2-1勝利も優勝逸
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間5月19日に行われたプレミアリーグ最終節エバートン戦(2-1)で今季リーグ戦2点目を決めた。奇跡の逆転優勝は叶わなかったが、英メディアではパフォーマンスが高く評価されている。
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冨安は左サイドバック(SB)として先発。チームは勝つしかない状況で前半40分、フリーキックから先制点を献上して苦しい展開になるかと思われたが同43分、右サイドからMFマルティン・ウーデゴールが中央へクロスを送ると冨安が中央で右足を振り抜き、逆転優勝に望みをつなぐ起死回生の同点ゴールを決めた。
アーセナルは後半、DFガブリエウ・マガリャンイスが接触プレーで負傷交代。代わって入ったDFオレクサンドル・ジンチェンコが左SB、冨安がセンターバックに入ったなかで後半44分、カウンターから最後はFWカイ・ハフェルツがゴールネットを揺らし、これが決勝点となって2-1と競り勝った。
他会場では首位マンチェスター・シティがウェストハムに3-1で勝利。この時点でシティのプレミア史上初となる4連覇が決まり、アーセナルは白星を飾るも20年ぶりの優勝は叶わなかった。
データ分析会社「オプタ」の数値を元にデータを展開する「SofaScore」によれば、冨安は90分間のプレーで1ゴールのほか、ボールタッチ64回、パス成功数47本中43本(成功率91%)、キーパス1回、クリア3回、インターセプト2回、シュートブロック2回、地上戦デュエル勝利数2回中1回、空中戦デュエル勝利数8回中4回、ポゼッションロスト6回、という成績だった。
英メディア「GIVE ME SPORT」は選手採点(10点満点)で冨安に「7点」をつけ、「完璧なポジショニングでゴールを決めた。アーセナルのベストディフェンダーで、左サイドで確実なプレーを続け、ガブリエウが交代したあとはセンターバックでプレーした」と評価。英メディア「90min」も「7点」で、「同点ゴールに向けて自分自身を解放するスマートな動き。そして、本当に冷静に仕留めた」と得点シーンにフォーカスした。
また、英紙「イブニング・スタンダード」も「8点」で、「左サイドバックで積極的な攻撃を見せ、冷静にゴールを決めた。残り30分はセンターバックにポジションを移した」と伝えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)