浦和ヘグモ監督「ビッグチャンスをたくさん作った」 先制→直後の失点悔やむ「うれしくない」

マティアス・ヘグモ監督がドローゲームについて言及【写真:徳原隆元】
マティアス・ヘグモ監督がドローゲームについて言及【写真:徳原隆元】

磐田戦は1-1引き分け

 浦和レッズは5月19日にJ1リーグ第15節のジュビロ磐田戦をアウェーで戦い1-1の引き分け。連勝は3でストップした。試合後のペア・マティアス・ヘグモ監督は、もったいない引き分けの印象も与えるゲームの後にも「本日は引き分けたが、自信を持って帰ることができる」と話した。

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 前半立ち上がりは浦和が完全に磐田陣内に押し込み、中央でのワンタッチパスの連続も見せながら攻め込んだ。攻撃が終わった後のプレスも速く、磐田は自陣で耐える時間になった。それでもスコアが動かずに試合が進むと、磐田は両サイドからのクロスに活路を見出す。浦和はGK西川周作が守備範囲を広げて対応し、セカンドボールで狙うミドルシュートにも対応して両者無得点で前半を終えた。

 後半の立ち上がりも浦和はFWチアゴ・サンタナに立て続けのチャンスが訪れたが、角度のないところからのシュートはGK川島永嗣にセーブされ、FW前田直輝のクロスに合わせたヘディングシュートは枠外に飛んだ。後半21分には敵陣でのボール奪取からショートカウンターに入り、FW中島翔哉のラストパスを前田が受けてGKと1対1のビッグチャンスを迎えたが、バウンドしたボールを抑え込めずクロスバーの上にシュートを飛ばしてしまった。

 それでも浦和は後半23分、本数が多くなっていたコーナーキックからファーサイドでDFマリウス・ホイブラーテンが押し込んで先制に成功した。しかし磐田は直後に交代を行うと、右サイドからのクロスのこぼれ球をキャプテンのMF上原力也がシュートを放ち、出場直後のMF金子翔太がコースを変えて後半26分の同点ゴールとなった。ラスト15分はオープンな展開で浦和にチャンスもあったが、このまま引き分けた。

 試合後のヘグモ監督は「選手たちは素晴らしいゲームをプレーしてくれたので称えたい。ビッグチャンスをたくさん作った」とコメント。その中で「ただもちろん、1-0とした直後に失点してしまったのはうれしくない。1-0をキープできれば相手も前掛かりになり、さらにスペースも生まれて追加点を狙えただろう」と、先制直後の失点が悔やまれるとした。

 一方で、指揮官は「90分を通じて選手たちはゲームプランを実行してくれた。本日は引き分けたが、自信を持って帰ることができる」とコメントした。リーグ戦ではこの後、FC町田ゼルビア、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪、鹿島アントラーズと上位勢との対戦が続くが、チームの成長具合には満足感があるようだ。

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