クロップのラストマッチ「遠藤航はベンチ」 中盤の“若手起用”を英予想「長くクラブに貢献」
19日のウルブス戦でリバプールのラストを飾る
プレミアリーグは5月19日に2023-24シーズンの最終節を迎える。今シーズン限りでユルゲン・クロップ監督の退任を発表しているリバプールにとっては、ドイツ人監督のもとで戦う最後のゲームとなる。クロップ監督のラストマッチとなるウォルバーハンプトン戦の先発を英メディア「GIVE ME SPORTS」が予想し、日本代表MF遠藤航はキックオフをベンチで迎えると予想された。
今シーズンの最終順位が3位で確定しているリバプールは、最終順位が確定していない13位のウルブスと対戦する。「GIVE ME SPORTS」は中盤ではMFハーベイ・エリオット、MFカーティス・ジョーンズというクロップ監督が手塩にかけた若手2人が、MFアレクシス・マック・アリスターと並び、先発出場すると予想した。
記事では「ドイツ人監督は、リバプールのトラックスーツを着て感情の高まるなかで最後の先発にどの11人を選ぶかという困難に直面する。5人の選手交代ができるが、指揮官の最後の先発イレブンに入ることは、選手たちにとっては特別なものとなるだろう。監督のために、最後の勝ち点3を目指す11人を予想した。多くの選手は過去9年間の物語で大きな役割を果たしたもので、それ以外は旅を始めたばかりのものだ」と、11人を選んだ根拠を伝えている。
「GIVE ME SPORTS」の予想11人は以下の通り。
GK
アリソン
DF
トレント・アレクサンダー=アーノルド
イブラヒマ・コナテ
フィルジル・ファン・ダイク
アンドリュー・ロバートソン
MF
アレクシス・マック・アリスター
ハーベイ・エリオット
カーティス・ジョーンズ
FW
モハメド・サラー
コーディ・ガクポ
ルイス・ディアス
中盤の構成について、「新加入のドミニク・ソボスライ、ライアン・グラフェンベルフよりも優先されるのは、3000万ポンド(約60億円)の若手であるハーベイ・エリオットだ。若いイングランド人は最近の試合で輝かしく、トッテナム戦では印象的な素晴らしいゴールを挙げた。エリオットはクロップ監督の下で信頼できる中盤の選手となったが、同時に悔いがあるとも話している」として、クロップ監督の以下のコメントを紹介した。
「後悔が1つあるならば、ハーベイを頻繁に起用できなかったことだ。とても重要な激しい時期、1月に多くの負傷者がいた時、彼はとてもいいプレーをした。彼はもしかしたら私たちのベストな選手だ。右ウイング、右のハーフ、どこでもこなせる」
そして、「カーティス・ジョーンズはクロップ監督のもとで、トップチームのレギュラーに成長したもう1人の若手だ。地元出身のMFは、これまでの感謝のお返しとしてウルブス戦に先発するかもしれない。これにより、アレクシス・マック・アリスターが中盤の深い位置に下がり、遠藤航はベンチになる。日本のキャプテンが選ばれる可能性もあるが、より長くクラブに貢献していることからジョーンズを選んでいる」と、選定理由を伝えている。