J1最下位の京都「適切な対策を」 クラブ社長が異例の声明「ここから反転攻勢に出る」
「サンガを応援くださる全ての皆様へ」と題した飯野社長の声明を発表
J1で最下位に沈む京都サンガF.Cが5月18日、「サンガを応援くださる全ての皆様へ」と題した声明を発表。「クラブとしては、ここから反転攻勢に出ることで早期に現在の降格圏から抜け出し、少しでも上位へと順位を上げるべく、クラブ一丸となって粉骨砕身、努力して参る所存です」と改めて現状についてクラブの考えをファン・サポーターに伝えた。
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京都はここまでJ1リーグ2勝3分9敗。直近では4連敗と厳しい立場にいる。こうした危機的状況に対し、代表取締役社長の飯野晃氏による言葉がクラブ公式サイトより公表された。
「ファン・サポーターの皆様を始め、スポンサーの皆様、行政関係の皆様、また、関係団体の皆様、その他、京都サンガF.C.に関係する全ての方々に対し、日頃からのご声援とご支援に心より感謝申し上げます」
こうした言葉から始まる声明では、クラブに情熱を捧げてくれているファン・サポーターへの感謝を伝えつつ、「チーム状況と致しましては、前半立ち上がりには、相手を押し込みチャンスも演出するものの、そこで先制点が奪えず、徐々に相手のペースとなり、先に失点をしてしまう試合展開が続いています。特に直近4試合の平均得点は0.75点、失点は2.75点となっており、この差が勝点につながっていないことは明白であり、現在、チーム一丸となって改善に向けて取り組んでいるところです」と現状の低迷する要因を挙げている。
そのうえで、「今季はまだこれから24試合を残しております。クラブとしては、ここから反転攻勢に出ることで早期に現在の降格圏から抜け出し、少しでも上位へと順位を上げるべく、クラブ一丸となって粉骨砕身、努力して参る所存です」と再起を約束。「今般、大熊清氏をゼネラルマネージャーに招聘し、新たな視点も加えながら改めて現状についての評価を行い、適切な対策を講じて参ります」と今後の対策にも触れた。
「私たちは、このような苦境の時にこそ、真価が問われるものと考えています。選手・指導者も含めたクラブの1人1人が、今の状況を真摯に受け止め、チームの為に何が出来るかを自問し、謙虚さと献身さ、そして、何よりも前を向く強い闘志を抱き、勇気を出して立ちはだかる壁に挑み続けてまいります。
最後になりましたが、皆様からの熱いご声援とご支援が今後の戦いにおきまして、何よりも選手たちの力になると考えております。一人でも多くの方々にスタジアムへ足をお運び頂き、これまでにも増して、熱いご声援とご支援を頂ければ幸いです。そして、未来に向かうサンガを共に創り上げてまいりましょう」
残り24試合と、立て直すには十分な時間はある。ファン・サポーターに向けた飯野氏の言葉を受け、京都は降格圏を抜け出すことができるのか。次節は5月19日、サンフレッチェ広島とホームで対戦する。