J2首位・清水が9試合ぶり黒星 乾貴士が戦線復帰も…横浜FCに後半ATにダメ押し弾許す

横浜FCが好調清水にホームで快勝【写真:Getty Images】
横浜FCが好調清水にホームで快勝【写真:Getty Images】

横浜FCがガブリエウのゴール、後半ATに追加点で首位撃破

 J2首位の清水エスパルスは5月18日、リーグ第16節で4位の横浜FCと対戦し0-2と敗れた。満員となったニッパツ三ツ沢球技場で、清水は第7節のモンテディオ山形戦(0-2)以来9試合ぶりの黒星となっている。

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 7連勝で首位を快走する清水は、サポーターが大挙して集い、三ツ沢球技場の半分をオレンジに染め上げた。互角の展開が続くなか、徐々に4位の横浜FCが攻め込んでいく。最初の決定機は前半10分、中盤でボールを奪った横浜FCは、FWカプリーニが右足でゴールを狙ったが、枠を捉えたシュートはGK権田修一にキャッチされた。

 さらに前半14分にも横浜FCは、MFユーリ・ララがエリア外からミドルシュートでゴールを狙ったが、DFに当たって右に逸れる。これで得たコーナーキック(CK)から、ニアでFW髙橋利樹が流すとDFガブリエウがファーで合わせたが、わずかに左に外れていった。同16分にもセットプレーの流れから、ガブリエウが右足でゴールを狙ったがDFに当たってクロスバーを越えた。そして、これで得たCKからガブリエウがヘディングシュートを決め、横浜FCが先制する。

 1点を追う展開になった清水も、前半31分に左サイドのセットプレーからチャンスを作るが、ゴール前でDFがクリア。続くCKからもチャンスを作ったが、DF原輝綺のヘッドは左に外れていった。このまま前半は横浜FCが1点リードで折り返した。

 後半に入り、清水は圧力を強める。後半6分にはCKからカルリーニョス・ジュニオがヘディングをゴールに飛ばしたが、GK市川が反応してシュートを枠外に弾き出した。同8分に清水はカルリーニョスとMF矢島慎也を下げて元日本代表MF乾貴士とDF北爪健吾を投入して3バックにする。

 後半16分にはガブリエウが乾からボールを奪い、横浜FCがカウンターでチャンスを作ったが、カプリーニのシュートはGK権田の正面を突いた。清水は6試合ぶりの出場となった乾にボールを集められない。後半27分、横浜FCはFW伊藤翔とFW櫻川ソロモンを投入。清水も2人を交代して再び4バックに布陣を戻し、乾を中央に置きボールを集めた。

 1点リードのまま後半36分を迎えた横浜FCは、3人を同時に交代。後半アディショナルタイムには伊藤がダメ押しゴールを決めて勝利。一方敗れた清水は9戦ぶり黒星を喫している。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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