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二転三転したミランの“身売り騒動”が終結へ 中国企業が株式99%超買収、北京で近日会見
昨年に株式売却で合意もドタキャンの連続…今回は資金持ち出しのハードルをクリア
ACミランの身売り騒動がようやく終結を見たようだ。中国国営放送「CCTV5」がSNS「微博」のアカウントで、中国の企業グループ「シノ・ヨーロッパ」がミランの親会社フィニンベストからミランの株式99.93パーセントを買収したとレポートしたと報じた。
名物オーナーのシルビオ・ベルルスコーニ会長は持ち株全てを手放し、シノ・ヨーロッパは近日中に北京でミラン買収の記者会見を行うことになる。
ミランの身売り話は二転三転を繰り返した。昨季タイ人富豪に株式の売却で合意に達したが、度重なるドタキャンの末に破談。中国サイドと身売り交渉をスタートさせ、昨年契約に至ったが、中国政府から国外への資金持ち出しを制限されたために、ドタキャンの連続となった。今回はバージン諸島から買収資金をイタリアに移動させることで、ハードルをクリアすることになるという。
資金流入の遅れから1月の移籍市場では大型補強に踏み切れず、レンタル移籍ばかりの補強となったが、今夏の移籍市場では大補強に踏み切ることになりそうだ。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の政権下で出番のない日本代表MF本田圭佑はユニフォームの売り上げやスポンサー獲得に貢献し、アジア市場のマーケット要員として重宝されてきた。
戦力外状態のなか今季限りで契約満了となる本田だが、中華ミランで生き残ることができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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