「ファーガソンは一夜にしてCLの記録を2つも失った」 ベスト16の大一番で生まれた新記録とは?
アンチェロッティ監督とベンゲル監督がCLの記録を更新
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は16日にラウンド16第1戦が行われ、バイエルンはホームにアーセナルを迎えて5-1と圧勝した。バイエルンのカルロ・アンチェロッティ監督にとっては、ベスト8進出をほぼ手中に収める大勝劇となり、一方のアーセナルを率いるアーセン・ベンゲル監督にとっては8強入りが遠のく悪夢のような惨敗となったが、この試合では両監督がCLでの“ある記録”を塗り替えることになったと、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・リポート」などが報じている。
その記録とは、かつてマンチェスター・ユナイテッドを27年間にわたって率いた名将サー・アレックス・ファーガソンが保持していたもので、英メディア「GIVE ME SPORT」は「ファーガソンは一夜にしてCLの記録を2つも失った」との見出しを打ち紹介している。
1つ目の記録は、ファーガソン氏はCLの舞台で通算58試合を指揮し歴代最多となっていたが、この一戦でアンチェロッティ監督が通算59試合となり、新記録を樹立した。
もう1つはCL決勝トーナメント進出回数の記録で、これまではファーガソン氏が最多15回を誇っていたが、この日の試合でベンゲル監督が16回に数字を伸ばしたことから、こちらの記録も更新されることとなった。なおベンゲル監督は、この大敗により7シーズン連続のベスト16敗退が濃厚となっていることから、今季限りでの退任の可能性が再浮上。来季CLで記録をさらに更新できるかどうかには、懐疑的な見方が強まっている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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