「心が張り裂けそう」 クロップ監督、本拠地ピッチで1人佇む姿が話題「目に涙が」
5月19日のウォルバーハンプトン戦がリバプールでの最後の指揮
イングランド1部リバプールのユルゲン・クロップ監督は、今季限りでクラブ指揮官を退任する。現地時間5月19日の今季プレミアリーグ最終節がリバプールで指揮を執る最後の試合となるなか、誰もいない本拠地で1人佇む姿が反響を呼んでいる。
2015年10月からリバプールを指揮しているクロップ監督。9季の在籍期間でリーグ優勝やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇をはじめ、8つものタイトルをクラブにもたらした。今シーズンは一時、プレミア制覇など4冠の可能性があったものの、獲得できたタイトルはリーグカップ(カラバオカップ)のみ。それでも、クロップ監督がクラブに残した偉大な功績が霞むことはないだろう。今季最終節となる19日のウォルバーハンプトン戦で、ホームの観衆と分かち合う最後の瞬間から目が離せない。
そんなクロップ監督のクラブへの思いを感じさせる様子がSNS上で話題になっている。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」サッカー版公式インスタグラムが5月15日、「リバプールでの最後の日々を噛みしめるクロップ」とメッセージを添え1本の動画を公開した。
収められていたのは、観客のいない本拠地「アンフィールド」のピッチ真ん中にぽつんと立つクロップ監督。バックスタンドを見つめ、感慨にふけっているようだ。酸いも甘いも味わったリバプール9年間の日々に思いを巡らせているのかもしれない。
この動画が公開されると、コメント欄には「去ってしまうなんて信じられない」「リバプールの過去20年で最高の監督」「心が張り裂けそう」「目に涙が」「真の英雄」といった反応が寄せられた。最終節の試合後、クロップ監督は駆けつけたファンにどのような表情を見せるだろうか。
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