リバプールの中盤補強、23歳ドイツ人に白羽の矢? 現地推奨…58億円見込みも「バーゲン」
シュツットガルトMFアンジェロ・スティラーに注目
イングランド1部リバプールは、今シーズンの開幕前に中盤の選手を大きく入れ替えた。今シーズン限りでユルゲン・クロップ監督が退任することを発表しているなか、来季も選手の入れ替えが行われるとみられている。リバプール専門メディア「Rousing The Kop」は、中盤の補強として「遠藤とマック・アリスターを合わせたような選手」の補強を推奨している。
今シーズンの開幕前に加入したアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターと日本代表のキャプテンであるMF遠藤航は、どちらも今季のリバプールで中心選手となっている。そうしたなか、「Rousing The Kop」は、ドイツ1部シュツットガルトの23歳、ドイツ人MFアンジェロ・スティラーの補強を薦めている。
記事では「現在の欧州サッカー界で、アンジェロ・スティラーと比較できるエキサイティングな若いMFは、それほどいない。彼はブンデスリーガで成功を収め、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を得ているシーズンでシュツットガルトの心臓となっている。スティラーはポゼッションで落ち着きを見せるMFだが、それ以外でもアグレッシブで中盤のボールを多く奪える。最も分かりやすい彼の評価は、遠藤航とアレクシス・マック・アリスターを併せ持った選手だ。そのため、データサイト『FBref』におけるプロフィールで、彼に似た選手のトップ10に遠藤(9位)とマック・アリスター(4位)が出てくるのは不思議ではない」と、伝えている。
なお、スティラーの現在の市場価格はドイツの移籍専門サイト「トランスファーマルクト」では1500万ポンド(約29億円)と報じられているが、CL出場権を獲得したシュツットガルトは、急いで彼を売却する考えはないという。そのため、スティラー獲得には最低でも、この金額の倍はかかるとみられているという。記事では「その値段でもクラブにとって彼の獲得はバーゲンになる」と、スティラーを獲得する重要性を強く訴えている。